元貴乃花親方 一家離散を嘆く 独占直撃インタビュー | FRIDAYデジタル

元貴乃花親方 一家離散を嘆く 独占直撃インタビュー

注目を浴び続ける平成の大横綱がホンネをポロリ

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東大の構内で直撃に応える元貴乃花親方。本誌記者が話しかけると、サングラスを外してゆっくり語り始めた
東大の構内で直撃に応える元貴乃花親方。本誌記者が話しかけると、サングラスを外してゆっくり語り始めた

孤独な横綱が明かした「家族の現在」

ところは東京大学・本郷キャンパス(文京区)。黒いサングラスをかけて大学の構内を歩く、大柄な男性がいる。元貴乃花親方(46)だ。ゆったりとした構えで歩くその姿は、圧倒的な存在感で異彩を放っている。

――花田さん。昨年は激動の一年だったかと思います。今年の抱負をお聞かせください。

本誌記者がそう問いかけると、元貴乃花は一瞬、驚いた様子を見せる。だが、すぐに落ち着きを取り戻して静かにこう語り始めた。

「まぁ……じっくりね。勉強です。人生、勉強ですから。(離婚から2ヵ月以上が経つが)もともと、部屋と自宅を分けていました。今も残った一人の弟子と部屋で一緒に暮らしていますので、生活に変わりはありません。寂しいというよりも(他の)弟子が巣立っていったので、その成長が楽しみですね」

昨年9月、日本相撲協会からの電撃的な引退を発表し、23年間の長きにわたって連れ添った元妻・河野景子さん(54)とも離婚。さらには息子で”自称”靴職人の花田優一氏(23)の離婚&ドロ沼靴トラブルまで勃発し、元貴乃花にとって’18年は波乱の一年となった。

一連の騒動で、今や「日本一のお騒がせファミリー」となってしまった花田一家。本誌はこれまで、花田ファミリーの家庭崩壊までのストーリーを報じてきた。現役時代に先代から続くタニマチとの関係を断ち切り、資金繰りに窮したことから景子さんとの関係が悪化。勝手な行動ばかりとる貴乃花に景子さんがついていけなくなり、夫婦の仲は冷え切っていったという。

景子さんとの離婚後、ますます一家の空中分解が進む状況で、はたして元貴乃花は何を思うのか――。本誌は1月8日、冒頭のように東大のキャンパスで本人を直撃。家族への思いや自身の今後について、彼の言葉からは、平成の大横綱のホンネが見え隠れしていた。

――離婚後、景子さんはブログを開設したり、年末年始にはテレビ番組にも出演していました。それはご覧になられましたか?

「あぁ、チラッと見ました。全部ではないんですけど。このままやっていってほしいですね」

――今、優一さんとは連絡を取っているのでしょうか?

「いえ。(昨年までは家族揃っての恒例行事だった)新年の挨拶もありませんでした。息子も人生経験を積まなければいけない時期でしょうね。若いうちに、覚えることは覚えたほうがいいでしょう」

――優一さんといえば、今年に入って女優・吉岡里帆さんの実弟を弟子に取っていたことが報じられました。

「あぁ……。その件については、私は知らなかったんですよ」

――優一さんは吉岡さんの弟に靴のトラブル処理を押し付けたりと、かなり苦労させていたみたいですが。

「そうなんですか……。私はずっと部屋のことにかかりきりだったんで、自宅に帰っていなかった。息子とは話していないんです。(タメ息混じりに)まったく……。とにかく人生勉強をさせないといけないですね」

――花田さんには、優一さん以外に娘さんもいらっしゃいますよね。親権は花田さんが持っている。

「はい」

――娘さんは今、留学中とのことですが。

「ええ。ただ、娘のことに関してはね。表に出る人間でもないので。私もあまり話はしたくないんです」

――そうですか。では、今日、東大にいらっしゃるのはどういった件で?

「学生に向けた講義に来ていました(元貴乃花は昨年12月から、大学院生に向けて相撲界の組織改革についての講義を受け持っている)。この講義は継続的にやっていきたくて。自分自身が高校や大学で学び直すというよりも、(講師として授業を行うことを通じて)とにかく勉強がしたいんです」

――なるほど。一方で、国会議員への転身のお話もありますが。今のスポーツ界に対して、思うところがあるのではないでしょうか?

「(強く首を振って)ないないない。もう、今は東大で講座を受け持つ機会もいただいていますし。自分自身が学ぶことが先だと思っていますから。横綱時代から、自分に物足りなさを感じて鍛錬してきたので。まだそのクセが抜けないんですよね。人生、いつまでも勉強という気持ちはどこかで持っていないと」

――一部では、景子さんとの関係に亀裂が入ったのは、花田さんの株投資が失敗したことがキッカケだったという話もありますが。

「あぁ、あれは……現役の頃に週刊誌で書かれてしまったんですが、事実は違います。弁護士を通して否定もしていますし、出版社から私に謝罪もありました。それも、もう終わった話です」

――花田家のお金の管理は、どなたがされていたんですか?

「家内……あ、元家内ですね」

――最後にひとつだけ。今、花田さんの収入はどうなっているのでしょうか?

「収入は、まぁ生活ができるくらいにはありますよ」

――贅沢(ぜいたく)はできないけど、生きてはいける程度ということですか?

「まぁ、そうですね(笑)」

そう言い残し、元貴乃花は弟子が待つ車へと乗り込んでいった。

家族は離散しバラバラになっても、我が道を貫き通そうとする元貴乃花。人生、どんな困難でも受けて立つ――。それが元貴乃花の横綱相撲なのかもしれない。

昨年末、栃木県で行われた講演会に現れた景子さん。冒頭で「元花田景子です」と語り出し、会場を沸かせた
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本誌未掲載カット
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