宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。最近は、コメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

佐々木 博之

<figure id="attachment_286869" aria-describedby="caption-attachment-286869" style="width: 3352px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1459743f"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/aflo_78105416.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-286869" class="wp-caption-text">‘20年に不倫が発覚した東出昌大と唐田えりか。一時期は仕事を干されるなどしたが…</figcaption></figure>
ここにきて東出昌大の名前を目にする機会が増えた。
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12月9日、主演映画『天井の花―三好達治抄―』が公開され、評判は上々だった。
また‘23年正月にはやはり主演の映画『とべない風船』の公開が予定されており、３月公開予定の映画『Winny』のテレビCMが始まっている。
雑誌のインタビュー記事も散見され、東出が再起に向けて本格的に動き出した感がある。
思い起こせば、『週刊文春』が東出と唐田えりかの不倫交際を報じてから間もなく丸２年が過ぎようとしている。その間、いいか悪いかは別にして、東出の話題が途切れることがなかった。
休止報道があった直後にはCMの打ち切りが続き、役者としての活動も自粛しなくてならない状況に追い込まれた。‘20年8月に杏との離婚が成立すると、一応決着がついたということで、少しづつ回復の兆しが見え始めていたのだが、翌‘21年10月に地方で行われていた主演映画のロケ現場に、コロナ禍にも関わらず彼女を呼び寄せていたことを、またまた『週刊文春』に報じられてしまった。
さすがに彼の所属事務所も激怒、契約を解除されてしまった。インタビュー記事を読むと、東出はかなりしんどかったと、当時の心境を吐露している。
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現在は関東近郊の山奥で狩猟をして暮らしている。撮影があれば山を降りる日々を送る東出だが、あれだけ叩かれたにもかかわらず、次々と映画出演が舞い込み、しかも主演作品もある。どうしてなのか、映画ライターによれば、
「不倫報道が出た時もそうでしたが、彼を買っている監督が何人かいてその人たちが押しているんです。それと、“しょうもない奴だけど、憎めないんだよ”と、一緒に仕事をした人たちが口を揃える。
撮影現場ではスタッフの分までお弁当を取りに行って配ったりしているなんて話も聞こえてきて、共演者やスタッフに好かれています」
と同時に、“芝居が上手くなった”という声も聞こえてきている。
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「芸能界で残れる第１の条件は、なんといってもみんなに愛されることです。どんなに実力があっても嫌われる人は、躓いたときに誰も助けてくれません。
捨てる神あれば拾う神ありじゃないですが、好かれている人は窮地に陥ったときに誰かしら助けてくれるものです」（芸能プロ幹部）
ドラマ復帰はまだまだ先になるだろうが、出口が見えてきたのではないだろうか。
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そして、東出の話題が上がればこの人も騒がれる。不倫相手だった唐田だ。
不倫が報じられると、レギュラー出演していたドラマや専属モデルを務めていたファッション誌を降板。ダメージは東出よりはるかに大きかったのではないだろうか。
だが、‘21年9月、ファッションショー『Rakuten Fashion Week TOKYO 2022 S/S』（東京コレクション）で発表される短編映画『something in the air』に主演し、1年半ぶりに女優業再開。今年11月には3年ぶりの主演映画『の方へ、流れる』が公開された。
同作品は唐田の復帰作として期待が集まったが、わずか2週間で打ち切りとなってしまった映画館もあった。理由は観客動員数があまりにも少なかったからだという。
「今でもまだ上映している映画館はありますし、客が入らなかったのは唐田さんのせいではないと思います。でも映画の公開前に撮影に入ったNetflixのドラマ『極悪女王』は撮影延期となっています。共演のゆりやんレトリィバァが背中と頭を強く打つなどケガをしてしまい、入院したからなのですが、撮影再開は来年春以降になると言われています。
さらに、デリヘル嬢を演じるなど体当たりで臨んだ主演映画『死体の人（仮）』がお蔵入りの危機とか。監督の妻が、失業保険を受給しながら収入を得ていたことが‘21年7月に報じられていたからですが、何か唐田さんと直接関係がないところで問題が起き、不運が続いていますね」（女性誌記者）
長い自粛期間が明け、ようやく仕事復帰が叶ったというのにツイてないが、前出の芸能プロ幹部によれば、
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「しっかり活動自粛させた事務所の対応はよかったと思います。この手の不倫騒動は時間が経てば世間の興味は薄れてきますから、仕事復帰はタイミングを計ることが大事です。ネットではまだ非難の声もありますが、応援する人も増えています。
唐田自身も業界内で評判がよく、テレビ復帰はまだ難しくても映画のオファーは多くなると思います。不倫騒動があとあとまで影響するようなドロドロの離婚劇に発展しなかったのは不幸中の幸いでした。すべて杏さんのお陰だと思います」
言いたいことは山ほどあったと思うが、スパッと離婚し、東出や唐田に対する“恨みつらみ”や、週刊誌など周りの雑音にも無言を貫いた杏。現在はフランスに移住し、仕事もプライベートも充実しているという。
ペナルティーを受けた芸能界の不倫カップルが仕事復帰するには時間が必要だが、今回は“被害者”である杏の“ダンマリ”が二人を救ったのかもーー。

佐々木博之（芸能ジャーナリスト）

ロイター/アフロ

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