ネットお騒がせインフルエンサーが…「終わると言っているだけの人」「本当に終わりそうな人」
今年も大荒れだった「インターネット炎上」の世界…
2022年ももうすぐ終わりを迎えるなか、インターネットをお騒がせしているインフルエンサーたちのなかにも終わりを迎える人が出てきている。今回はそんな彼らのなかから「終わると言っているだけの人」、「本当に終わりそうな人」、「終わるどころかもっと人気が出そうな人」の3名を取り上げたい。
「へずまりゅう」2度目の引退宣言
自ら「終わる」と宣言したのはスーパーで会計前の刺し身を食べて逮捕されたことで有名なへずまりゅう氏だ。
12月20日、へずまりゅう氏は「SNSで稼げなくなった」ことを理由に年内をもって活動終了を宣言。現在は知り合いの建設会社で働いていることを明かした。
へずまりゅう氏の引退宣言と言えば、2021年の参院選で「1万票入らなければ引退」と言ったことが記憶に新しいが、この記事で取り上げていることからわかるように、まったく引退していない。
上述の建設会社についても「現場の人として喧嘩してクビになった」とツイートしており、世間は「はたして今回は何日で復帰するのだろうか?」と見る目が大変だ。ちなみに前回は4日だった。
「ゆたぼん」Twitterのアカウントがロック状態に
終わろうとしているわけではないが、ネットへの影響力を失いつつあるのが小学生から不登校を続けていることで有名なYouTuberのゆたぼん氏だ。
2022年はクラウドファンディングで集めた資金を元手に、全国の不登校児を支援するために日本一周する企画を立ち上げたゆたぼん氏だが、残念ながら肝心の動画の再生数は1~4万回程度にとどまっている。
さらにこれに追い打ちをかけるように、12月22日にはゆたぼん氏のTwitterアカウントがロックされるという事態に陥った。
ちょうどTwitterを買収したイーロン・マスク氏がインプレッション数を強制的に表示するように変更を加えた時期でもあり、「フォロワー数と比べてインプレッション数が低い=フォロワーを買ったことがバレるのを恐れてアカウントを削除したのではないか」と騒がれたが、実際は「13歳未満の使用禁止」というTwitterの年齢制限に引っかかったのが真相のようだ。
問題は本アカウントがロックされたため一時的にサブアカウントを作ったことにより、いま、ゆたぼん氏に興味のある人が1000人くらいしかいないという事実がモロバレになってしまったことだろう。
インプレッション数も上述のへずまりゅう氏の引退宣言が1000万を超えているのに対し、ゆたぼん氏は10万を超えるものもほとんどないような状況であり、毎回のようにスポーツ紙に取り上げられる割には本人そのものにはあまり興味を持ってもらえていないようだ。
不登校以外の魅力を大人になる前に打ち立てないかぎり、どんどん世間からの興味が失われてしまうだろう。
嘘の告発に悪用されつつある「コレコレ」
最後は2022年、世間に大きな影響をもたらしたインフルエンサーとして告発系YouTuberのコレコレ氏を取り上げたい。
2022年におけるコレコレ氏の最大の告発と言えば、2022年3月に行われた人気エンタメユニット『すとぷり』のリーダーであるななもり。氏の不倫暴露だろう。
ななもり。氏が自身に婚約者や子供がいることを隠して人気の女性活動者と不倫していることを告発したYouTubeでの生放送は、48万4千人以上の同時接続者数を記録。
この放送の結果、ななもり。氏は無期限の活動休止を発表するに至った(約9ヵ月後の12月14日に復帰を発表)。
コレコレ氏はこうした事例以外にもさまざまな告発を日々行っており、その人気はうなぎのぼりだが、この告発力を悪用しようと近寄ってくる悪意のある人も出てきている。
それが12月16日に行われた英語学習Youtuber、Atsueigo氏への虚偽告発だ。コレコレ氏は女性から相談された内容として、Atsueigo氏が女性に性的行為を強要したことを告発したが、Atsueigo氏は弁護士との連名で「虚偽の内容である」と否定。
結果として告発が虚偽であったことが確認できたのか、問題の告発配信からはAtsueigo氏に関する部分が削除された。虚偽の告発をタレ込まれたコレコレ氏も被害者と言えるかたちだが、その大きな告発力を悪用しようと近づいている輩は今後も現れることだろう。
2023年のコレコレ氏は、そうした悪意とどう戦っていくかが求められていくかもしれない。
文:ネットウォッチャー山田