「無人機の細菌攻撃で市民の半分が死傷」…年末年始も挑発の北朝鮮「韓国を震撼させる」戦慄の報告書 | FRIDAYデジタル

「無人機の細菌攻撃で市民の半分が死傷」…年末年始も挑発の北朝鮮「韓国を震撼させる」戦慄の報告書

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17年6月に韓国へ飛来した北朝鮮の無人機(画像:アフロ)
17年6月に韓国へ飛来した北朝鮮の無人機(画像:アフロ)

年末年始も北朝鮮の挑発行為が止むことはなかった。22年大晦日に、短距離弾道ミサイル3発を発射。23年元旦未明には、同ミサイルを日本海へ射ち込んでいる。

中でも隣国・韓国の背筋を寒からしめた行動がある。221226日、5機の無人機による領空侵犯だ。

「侵入した無人機への韓国軍の対応は、かなりヒドいものでした。5機のうち1機は、5時間以上も首都ソウル上空を飛行。中心部・龍山にある最重要施設・大統領室を撮影した可能性があります。韓国軍は100発以上発射したにもかかわらず1機も撃墜できなかったうえ、4機の行方を見失ってしまったんです。

27日にはレーダーに映った鳥の群れを無人機と誤認し、戦闘機や軍用ヘリを発進させる失態を演じています。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、軍のふがいない対応に激怒しました。国防相を、こう叱責したそうです。『訓練もロクにしないから何もできなかったというのか』『北朝鮮の無人機攻撃に備えられないわけがないだろう。過去に似た事案が何度もあったのに何をしてきたのか』と」(韓国紙記者)

ホワイトハウス上空を敵機が飛ぶようなもの

22年末の北朝鮮によるミサイル発射を報じる韓国のテレビ(画像:アフロ)
22年末の北朝鮮によるミサイル発射を報じる韓国のテレビ(画像:アフロ)

だが、事態は尹大統領が考えている以上に深刻なようだ。朝鮮半島情勢に詳しい『コリア・レポート』編集長・辺真一氏が解説する。

「大統領室上空は飛行禁止区域です。米国で例えるなら、ホワイトハウス上空を敵対する国の無人機が飛んでいたようなもの。韓国にとって大失態でしょう。

与党議員は『北朝鮮の技術はお粗末で大統領室を撮影されたとしても画像は不鮮明だろう』と、自分たちの失態を慰めるような見解を示しています。しかし無人機が飛んでいたのは高度3000mほど。通常の旅客機が高度1万mを飛行することを考えると、とても低空です。撮影画像が不鮮明だとは言い切れないと思います」

さらに衝撃的な報道がある。無人機が飛行した2日後の28日付の韓国紙『文化日報』が、「韓国国防研究院(KIDA)」の報告書について報じたのだ。辺氏が続ける。

「報告書によると、もし北朝鮮の無人機が17kgの炭疽菌をソウル上空から噴霧すると市民の半分が死傷するというのです。これは恐るべきデータでしょう。ソウル市民の半数を殺傷するには、核兵器だと2.6メガトン、サリンなどの化学兵器なら1700トンが必要とされます。たった17kgの細菌攻撃で、ソウルが阿鼻叫喚の世界となるんです。

北朝鮮は約500機の無人機を保有しているといわれます。KIDAの報告によれば、炭疽菌以外にもリケッチア(発疹チフスなど)、対人ウイルス(天然痘、インフルエンザなど)、外毒素(ボツリヌス菌など)ら多くの生物兵器用病原体を持っているそうです。探知も撃墜も難しい無人兵器は、核兵器以上の脅威になる可能性があります」

今回、韓国に飛来したのはあくまで偵察用の無人機だ。北朝鮮の指導者・金正恩氏は、攻撃用の無人機の開発に力を注いでいる。

核兵器が弾道ミサイルだけでなく攻撃用無人機の開発にも力を注ぐ金正恩氏(画像:アフロ)
核兵器が弾道ミサイルだけでなく攻撃用無人機の開発にも力を注ぐ金正恩氏(画像:アフロ)
17年6月に韓国領空を飛行した北朝鮮の無人機。攻撃用に開発されれば核兵器と並ぶ脅威となる(画像:アフロ)
17年6月に韓国領空を飛行した北朝鮮の無人機。攻撃用に開発されれば核兵器と並ぶ脅威となる(画像:アフロ)
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