「重圧をかけたい」と4年契約拒否…FA権取得の西武・山川「ソフトバンク移籍が現実味」納得の理由 | FRIDAYデジタル

「重圧をかけたい」と4年契約拒否…FA権取得の西武・山川「ソフトバンク移籍が現実味」納得の理由

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1億4000万円増の2億7000万円(推定)の単年契約でサインした山川。バリー・ボンズの記録73本を超える「74本塁打を打ちたい」
1億4000万円増の2億7000万円(推定)の単年契約でサインした山川。バリー・ボンズの記録73本を超える「74本塁打を打ちたい」

気持ちの落ち着かない年明けとなった西武ファンも多いだろう。

浅村栄斗、秋山翔吾、森友哉と、近年主力の流出がとまらない。さらに23年中にFA権を獲得する見込みの主砲・山川穂高(31)の去就にも、さまざまな憶測が流れているからだ。中でもファンをザワつかせたのが、22年末に更改した契約後の山川の言動だ。球団から、4年になるともいわれる複数年契約を提示されたにもかかわらず単年を選択。その理由を報道陣へこう語った。

「(過去2年間納得のいく成績が残せず)今年もダメなら辞めようと思っていました。それぐらいの重圧をかけてやっていた。(プロ入り)10年目の節目ですし、野球人生をかけていくため単年のほうが良いと思いました」

確かに山川の20年と21年の成績は、打率2割台前半で本塁打は両年とも24本。主砲としては物足りないだろう。一方で22年は41本塁打、90打点で初の二冠を獲得した。西武としては欠かせない戦力で、複数年契約を打診したのは理解できる。

「23年にかける山川の覚悟は本物でしょう。しかしFA権を獲得する事情を考えると、移籍を視野に単年契約を選んだという見方があってもおかしくない。西武は08年以降、日本一から遠ざかっています。山川は上昇志向の強い選手です。常に優勝を狙えるチームでプレーしたいという考えがあるのかもしれません」(球団関係者)

山川の気持ちを動かす「大親友」

移籍先と噂されるのが、10年以降7度の日本一になっているソフトバンクだ。

「山川にとって大きいのが、DeNAから嶺井博希を獲得したことです。嶺井の本職は捕手ですが、ソフトバンクにとって決して優先順位の高い補強ポイントではないでしょう。甲斐拓也という絶対的レギュラーがいて、海野隆司などの若手も育ちつつありますから。

にもかかわらず嶺井をとったのは、山川獲得への布石といわれています。山川と嶺井は同じ沖縄県出身で同級生。日米大学野球などでともにプレーし、仲の良さは有名です。山川は嶺井を『世界で一番イイやつ』と話し、頻繁に食事に行っているぐらいですよ。親友といえる間柄なんです。嶺井は、FA権を取得する山川にとっては大きな存在でしょう」(スポーツ紙担当記者)

ソフトバンクには他にも、自主トレをともにする砂川リチャードや同じ沖縄県出身の東浜巨など交流のある選手が多い。山川にとって、居心地の良いチームであることは間違いないだろう。

「ソフトバンクは22年オフに、日本ハムから近藤健介を獲得しました。7年総額50億円の超大型契約といわれます。嶺井とは4年総額3億円で契約したとか。こうした巨額契約は、山川へのアピールとも考えられます。来てもらえるなら、さらなる好条件を用意しますよと。ソフトバンクにとって、山川のような右の強打者はぜひ欲しい存在でしょうから」(同前)

圧倒的な資金力に常に優勝を狙えるチーム力。さらに親友が加入したとなれば、山川がソフトバンクへ移籍する現実味はいやが上にも高まっている。

  • 写真時事通信社

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