“ハマリ役”で日曜劇場を救えるか…妻夫木聡が「虎ノ門」に”片白髪姿”で現れた

髪を片側だけ白く染めた妻夫木聡(つまぶきさとし)（42）は衣装の上からチェスターコートを羽織ってビル街に立っていた。クールな表情は寒さのせいだけではなさそうだ。

12月中旬、虎ノ門（港区）のオフィス街で１月スタートのドラマ『Ｇｅｔ Ｒｅａｄｙ！』（ＴＢＳ系）のロケが行われていた。

「妻夫木が演じるのは法外な報酬と引き換えに患者の命を救う闇医者チームの天才執刀医です。設定といい主人公のビジュアルといい、ネットでは『ブラック・ジャック』みたいだという声が多数あがっています。ちなみに妻夫木は’03年にドラマ『ブラックジャックによろしく』で主演しています」（制作会社スタッフ）

かつて純粋な青年医師役を務めた妻夫木が20年を経てダークヒーロー的な闇医者を演じるわけだ。

「彼の持ち味は人たらしな笑顔と、時折、その瞳の中に宿る哀しみや怒りの感情表現の上手さです。彼が今後さらに役の幅を広げていくために必要な”渋さ”が今回のドラマで加わっていくのが楽しみです」（コラムニスト・影山貴彦氏）

また別の側面でも期待がかかっている。

「同ドラマが放映されるＴＢＳ『日曜劇場』は前クールの『アトムの童(こ)』が平均視聴率9.6％と同枠としては不調でした。今回のドラマはブラック・ジャック世代の50〜60代にも刺さるのではないかとＴＢＳ内部でも期待大です」（前出制作会社スタッフ）

ＴＢＳを救うブラック・ジャックになれるか――。

『FRIDAY』1月20・27日合併号より