<figure id="attachment_289475" aria-describedby="caption-attachment-289475" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="60d491ce"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/64c49f156fee6cdc5663f071a6c211e4.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-289475" class="wp-caption-text">一時はイメージダウンにもなったが結果的に独立が吉と出たのん。19年８月撮影</figcaption></figure>
<p>年始の芸能界を騒がせた俳優・堺雅人（49）など、昨今は俳優たちの事務所移籍や独立が増えている。</p>
<p>かつては事務所を離れることは、芸能界で干されることを意味していた。19年７月には、元SMAPのメンバー・３人への扱いをめぐって、公正取引委員会がジャニーズ事務所へ「注意」をしたこともあり、露骨な活動妨害はおこなわれなくなった。とはいえ、テレビ局が忖度をしてオファーを控える可能性もあるなど、まだまだリスクは大きいのが実情だ。</p>
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<p>実際、成長著しかった若手俳優の森七菜（21）や水上恒司（元・岡田健史・23）などは、退所時のゴタゴタからその勢いを大きく失速させてしまった。</p>
<p>そこで芸能事情に詳しい記者やメディア関係者たちに、事務所からの移籍・独立が吉と出たと思う俳優は誰か、取材してみた。あくまで彼らの主観ではあるが、その回答で多かったベスト３を紹介したい。</p>
<h2>３位　のん（29）</h2>
<p>レプロエンタテイメントに所属していた15年１月に個人事務所を設立。16年７月より芸名を能年玲奈から「のん」に改め活動している。当時は「洗脳騒動」が話題になるなどイメージが大きく失墜。表舞台から姿を消していた印象があるが、昨年は３本の主演映画が公開になるなど、ここへきて完全復活を遂げている。</p>
<p><span class="strongInContent">「のんさんは、よく『自分の才能を愛している』と語っていて才能を生かせる仕事をしたいという強いこだわりのある人。でも事務所に所属していると、どうしてもやりたくない仕事もしなければならないし、反対にやりたい仕事も事務所の判断で断られてしまったりする。独立の最大の理由はそこにあったようで、『そのためにのんになって活動している』とも語っていました。</span></p>
<p><span class="strongInContent">実際、今はかなりいい感じに仕事を選べているようです。たしかに独立騒動後は仕事が減りましたが、19年頃からは再び多数の映画に出演。それだけでなく、監督となって映画を撮ったり、音楽活動もおこなったり、個展を開いたりと、まさに自ら名乗っているように“あーちすと・のん”としてやりたいことがやれている印象です。世間の抱く“干された”イメージとは違って、本人は充実感を覚えているのではないでしょうか」（芸能記者）</span></p>
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<h2>２位　高杉真宙（26）</h2>
<p>21年4月にスウィートパワーを退社。スウィートパワーはその後、社長のセクハラ問題や、所属俳優・岡田健史との契約解除を巡るゴタゴタで大きな話題となるが、高杉の退社は問題が噴出する前年の11月に発表。一足先に抜けることで、スムーズな独立を果たすことができた。</p>
<p><span class="strongInContent">「独立前は優等生な役を演じることが多く、インパクトに欠ける印象があったのですが、明らかに個性が出てきました。その筆頭は、何といっても『ぐるぐるナインティナイン』（日本テレビ系）の『ゴチになります』コーナーへのレギュラー出演。コメントがズレている、縄跳びができないなどポンコツな一面がクローズアップされ、『かわいい！』『面白い！』と一気に注目度が増しました。</span></p>
<p><span class="strongInContent">役者としても、ちょっとナンパな役や大人っぽい恋愛シーンも演じるようになるなど幅が広がった。独立時は決まっていた朝ドラへの出演を辞退するなど、活動がどうなるか懸念されたこともありましたが、杞憂に終わった。若手俳優の中でも演技力の評価は抜群に高かったので、伸び伸びと成長していくのではないでしょうか」（インタビューライター）</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="１位は神木隆之介と共に独立したあの芸能人"></div>
<h2>１位　佐藤健（33）</h2>
<p>21年３月に、同じくアミューズ所属だった神木隆之介（29）と共に独立。新会社を設立している。新会社にはアミューズも出資しており、のれん分けに近い円満な形での独立である。</p>
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<p><span class="strongInContent">「何が良かったかというと、仕事がペースダウンできたことではないでしょうか。佐藤さんはこれまで、非常に多忙な印象でした。ここ10年ほどは、毎年２～３本の映画に出演。その合間に連ドラにも出演しています。しかも、映画『るろうに剣心』シリーズなどハードなアクションをともなうものも多かった。取材に行くと途中でウトウトしていることもあり、相当疲れているんだなと感じたものです。</span></p>
<p><span class="strongInContent">それが独立してからは、仕事をしている気配がほとんどなかった(笑)。昨年末配信されたNetflixドラマ『First Love 初恋』も独立前に決まっていた仕事だと思われるので、それを除くと、今期の連ドラ『100万回言えばよかった』（TBS系）が、ほぼ初のメイン仕事ではないでしょうか。変わりにYouTubeで素の姿をこまめに配信したり、大好きな謎解き番組に出演したり、自分が楽しめる仕事を選んでいる印象です」（別の芸能記者）</span></p>
<p>残ることを選ぶ者もいれば、飛び立つことを選ぶ者もいる。それが吉と出るか凶と出るかは、結局は本人の実力次第なのかもしれない。</p>


西原 秀

愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

奈々子

年明け早々、堺雅人の事務所独立が芸能界をザワつかせた。以前は独立した俳優は干されるというのが一般的。しかし今は逆に飛躍のキッカケにするタレントも多い。そのベスト３を発表。意外な１位の芸能人とはーー。

年始には堺雅人が…独立して成功した芸能人「３位はのん、２位は高杉真宙」１位は意外な俳優

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