「怪我?倫理の問題?」韓国メディアがWBCメンバー決定で「坂本勇人」を最も大きく報じたワケ | FRIDAYデジタル

「怪我?倫理の問題?」韓国メディアがWBCメンバー決定で「坂本勇人」を最も大きく報じたワケ

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10年近く侍ジャパンの看板を背負ってきた坂本。代表漏れの一報は、国内外で大きな波紋を呼んでいる
10年近く侍ジャパンの看板を背負ってきた坂本。代表漏れの一報は、国内外で大きな波紋を呼んでいる

3月に開催されるWBCに臨む、侍ジャパンの陣容が決まった。

先行発表されていた大谷翔平(28)や村上宗隆(22)、ダルビッシュ有(36)ら12名に加え、巨人の4番・岡本和真(26)やヤクルトの左のエース候補・高橋奎二(25)、今オフにレッドソックスに移籍した吉田正尚(29)らが選出。合計30名の登録選手全員が出そろった。

メジャーリーグで活躍する選手も多く、実力的には“史上最強”とも称される侍ジャパン。海外でもメンバー決定は大きく報じられているが、一次ラウンド第2戦で対戦する韓国では、意外な選手の名前がメディアを賑わせているという。スポーツライター金明昱(キム・ミョンウ)氏が明かす。

「今、韓国では巨人の坂本勇人内野手(34)がメンバーから漏れたことが大きく報じられています。坂本選手は10年近くにわたり主要国際大会に出場し続けていますし、2015年のプレミア12では韓国相手にホームランも放っています。日本球界のスターとして、韓国ではとても有名なんです。そのため、坂本が出場しないことは大きな衝撃をもって報じられました。『スポーツ京郷』が『怪我の問題?倫理の問題? 日本代表ベテラン遊撃手が抜けた』と題した記事を出せば、『スポーツ朝鮮』は『宿命の韓日戦 侍ジャパン最終エントリーを公開…代表の遊撃手はなぜ抜けたのか』という記事を出すなど、大きな注目を集めています」

坂本は昨年9月に文春オンラインで、元交際相手のAさんとの間に起きた中絶トラブルを報じられた。2年以上前に出会い、男女の仲となった二人だったが、その後坂本は「彼女ができた」として一方的にAさんとの関係を解消。しかしその後も自分の都合でAさんを呼び出しては、避妊なしでの性行為や過激なプレーを求めたという。さらにAさんの妊娠が発覚すると、

「(産むのは)きついで、それは。さすがに」

「おろすならおろすで早い方がいいやろ?」

など、中絶を強要するような言葉をかけ、最終的にショックを受けたAさんが自殺未遂を起こす騒動にまで発展した。

韓国国内では「このスキャンダルがメンバー漏れの一因ではないか?」と報じられているのだ。

「坂本選手は事前に代表辞退を申し入れたそうですが、トラブル内容を考えれば、落選は当然だという意見が韓国国内でも多いです。一次ラウンドで対戦するライバルということもあり、『スポーツ朝鮮』は早速分析記事も掲載。そこには坂本選手以外の遊撃手は、守備力はあるが打撃力は高くないと書かれています」(金氏)

坂本は周囲に「長打力をもう一度取り戻したい」と語り、2月1日から始まるチームのキャンプインに合わせて、すでに調整を始めているという。しかし、関係者の反応は冷ややかだ。

「本人は辞退したと言っていますが、今年の成績では正直、選ばれない可能性も大きかった。打率.286はまだしも、ホームラン数は高卒2年目の2008年以来となる1桁の5本。打点も33と寂しい数字が並びます。2015年から担ってきたキャプテンの座も今季から岡本に引き継ぐなど、まさに土俵際に追い込まれています。このままでは日本代表どころか、チームでも居場所がなくなってしまう。まさに勝負の一年と言えるでしょう」(スポーツ紙記者)

韓国では坂本のプレーを観られないことに落胆しているファンも多いという。もう一度自分自身を見直し、再び世界が恐れる選手へ返り咲けるか。

  • 写真共同通信社

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