ガーシー議員 暴露の標的を「芸能人から実業家&社長に変更」途端に警察が動く“異様さ” | FRIDAYデジタル

ガーシー議員 暴露の標的を「芸能人から実業家&社長に変更」途端に警察が動く“異様さ”

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1月に関係先に家宅捜索が入ったガーシー議員。3月には帰国し登院すると話しているが…(オフィシャルYouTubeチャンネルより)
1月に関係先に家宅捜索が入ったガーシー議員。3月には帰国し登院すると話しているが…(オフィシャルYouTubeチャンネルより)

ここにきてガーシー議員の話題が尽きない…。

YouTubeチャンネルなどで複数の著名人を脅迫したとして、1月11日には警視庁が関係先を家宅捜索。それを機に今までだんまりを決め込んでいたテレビや大手新聞なども、一斉に彼を追及する動きを見せ始めた。

「所属政党である『NHK党』の立花孝志党首も、ガーシーの暴露が脅迫や名誉棄損に当たると認めています。綾野剛さんや新田真剣佑さんが女性とどうこうしたあたりの暴露話にとどまらず、所属事務所の社長らに対して、謝罪しないなら他のタレントを晒すとか、取材していた雑誌記者に対する恫喝などは脅迫に近いものがありました。

実業家や政治家に対する攻撃も脅迫、誹謗中傷と取られても仕方ないものです。いずれ警察が動くだろうと見ていた業界関係者は多かった」(スポーツ紙記者)

ただ、告訴したのがタレントなど芸能人個人とは考えにくいという。裁判になれば“暴露話”が蒸し返され、あるいは新たに暴露され、騒がれてしまう。特にテレビ局は裁判を抱えているタレントを使いたがらないものだ。

告訴したのはタレント以外の実業家や経営者、政治家ではないかという見方が強いが…。

「国会外での発言だから問題ないと言われていましたが、一国の総理大臣が、国会議員から名前を呼び捨てされただけでなく“無能”呼ばわりされて、平気なわけがない。岸田さん本人が気にしなくても周りが許さないでしょう」(同・スポーツ紙記者)

ガーシーは昨年2月から暴露系ユーチューバーとして活動をスタート。だが、警察が家宅捜索を行ったのは今年1月と、やっと動いた格好だ。

「警察は元からガーシーの発信内容が暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や名誉棄損に当たると見ていたようでした。さらに彼の暴露によって仕事が立ち行かなくなったケースもあり、警視庁は威力業務妨害容疑での立件も視野に入れて捜査を進めているようです」(テレビ局社会部記者)

ガーシー議員は12日の配信で、3月上旬に帰国して警察の事情聴取を受け、国会にも登院することを明らかにした。さて、帰国したらガーシーはどうなるのか。世間の興味は今そこにある。

そもそもガーシーが国会議員になろうとした理由の一つが国会議員の『不逮捕特権』だった。

簡単に言うと『不逮捕特権』とは、国会議員は原則として国会の会期中は逮捕されない権利が憲法や法律で定められているというもの。しかし原則であるから例外もある。

「ハードルは高いですが、逮捕許諾請求を内閣に提出し、閣議決定の後、国会で議決されれば、逮捕はあり得ます」(前出・テレビ局記者)

専門家の意見は分かれるが多くは、ガーシーが身柄を拘束されるような展開にはならないと見ている。それは、そもそも名誉棄損罪での立件は、起訴されるにしても在宅起訴になるケースが普通で、また現職の国会議員が脅迫罪で逮捕された前例がないからだ。

ガーシーは素直に事情聴取に応じる構えであるし、証拠隠滅の恐れもないことから、警察が身柄を拘束するとは考えにくく書類送検となる公算の方が大きい。

だが、はたして本当にそれで済むのだろうか。週刊誌のベテラン記者はこう語る。

「警察がどうするつもりか、まだわかりませんが、その気になったらなんでもできるでしょう。家宅捜索が行われたということで本気度が伝わってきます。ガーシーのSNSで次々にアカウントがBAN(凍結)されたことを彼はどう見ていたのか。

ガーシーはかねがね“日本の警察は優秀やから”と言っていましたが、いろんな意味で警察をみくびっていましたね。芸能界や日本の闇を暴くとも言っていましたが、その闇の中に司法や政治をいとも簡単に動かすことができる人たちがいることを知らなかったとしたらおめでたい。過去にいくらでも例がありますから絶対に逮捕されないという保証はないでしょうね」

芸能人ならスルーで、実業家、政治家なら警察は本気を見せるのか。ガーシーはとんでもない“虎の尾”を踏んでしまったのかもしれない…。

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