「バキ、バキ…」ラグビー元日本代表も腰を抜かした 前代未聞の「ゴールポストが試合中に倒壊」画像 | FRIDAYデジタル

「バキ、バキ…」ラグビー元日本代表も腰を抜かした 前代未聞の「ゴールポストが試合中に倒壊」画像

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
1月15日のリーグワン・中国RR-昭島SG戦の後半18分、青いジャージーの昭島SGが赤いジャージーの中国RRをモールで押し込みトライをとった直後。折れたポールの上で昭島SGの選手が喜びを爆発させている
1月15日のリーグワン・中国RR-昭島SG戦の後半18分、青いジャージーの昭島SGが赤いジャージーの中国RRをモールで押し込みトライをとった直後。折れたポールの上で昭島SGの選手が喜びを爆発させている

ラグビーリーグワンで前代未聞のアクシデントが発生した。1月15日、広島市内にあるバルコムBMWスタジアムで行われたNTTリーグワン3部、中国RR(中国電力)―昭島WG(栗田工業)で、選手の「圧力」によって中国RRのゴールポストが折れてしまったのだ。

後半18分、9点差を追う青いジャージーの昭島WGが左サイドラインアウトからモールで赤いジャージーの中国RRのゴール前に迫った。両チームあわせて15人近い選手が塊となったままゴールポストに接触。音を立てながら折れてしまった。競技規則に則ったゴールポストを使用していたが、選手の体重に耐えられず、折れてしまったとみられる。競技規則では、ゴールポストは高さ3.4m以上、クロスバーは高さ3m、幅5.6mという規定はあるものの、ポールの直径の長さや材質などは特に決められていないという。

「バキバキバキって音が聞こえてきて、人生で初めて見ました」

倒れゆくポールを間近で見た中国RRの右WTB中野将宏はリーグワンの公式HPにそうコメントをのこした。幸い、選手や競技場関係者にけが人はいなかった。

本来であれば代わりのポストを設置して試合を再開したいところだったが、かわりのポストはなく、隣接するラグビー場のポストも規格が合わなかったため、マッチコミッショナーやレフェリーなどが対応を協議。ポストの状況やルールの確認、両チームへの説明などに時間を費やし、約20分間中断後、試合は再開された。

折れたゴールポストは取り外し、昭島側のゴールポストだけを使う変則ルールとなった。両チームともにドロップゴールによる得点はナシ、昭島WGのゴールキックは昭島側のゴールポストを使った。

再開後、昭島SGは後半18分、ゴールポストが折れたプレーで奪ったトライによるゴールキック、および試合終了間際の同43分とゴールキックが2度あり、昭島側のゴールポストに向かって蹴り、ともに成功した。試合は中国RRが36―24で昭島SGを下した。

1月22日にも同じバルコムBMWスタジアムでSA広島(マツダ)-九州KV(九州電力)が予定されている。アウェー戦に挑む九州KVには2015年ラグビーW杯の日本代表で南アフリカ代表から歴史的勝利を奪ったときのメンバー、WTB山田章仁が在籍する。山田も22日の試合に備えて“倒壊映像”を見ていた。

「びっくりしました。折れるものなんですね。5歳でラグビーをはじめて30年以上プレーしていますけど、(ゴールポストが折れてしまったシーンを見たのは)初めて。けが人が出ていないみたいなので良かったです。普段はどこにトライするかはあまり気にしませんけど、(ゴールポストが設置されているエリアの)真ん中付近にトライしに行くのはためらうかもしれません(笑)」

22日の試合にむけてリーグワンは新しいポストを用意し、予定通り、試合は開催できそうだ。

折れたポールの先端付近に人が立っていたら大けがに繋がっていた
折れたポールの先端付近に人が立っていたら大けがに繋がっていた
両チームの選手たちが円陣を組んで次のプレー再開に備える中、レフリーやマッチコミッショナーなど運営関係者は急ピッチで対応を協議した
両チームの選手たちが円陣を組んで次のプレー再開に備える中、レフリーやマッチコミッショナーなど運営関係者は急ピッチで対応を協議した
競技規則の規格にあうゴールポストがすぐに手配できなかったため、中国RRサイドはゴールポストなしで試合を再開した
競技規則の規格にあうゴールポストがすぐに手配できなかったため、中国RRサイドはゴールポストなしで試合を再開した

Photo Gallery4

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事