エキストラ6000人を動員した超大作『RRR』を生み出した インド”ド派手映画”が世界で人気爆発 | FRIDAYデジタル

エキストラ6000人を動員した超大作『RRR』を生み出した インド”ド派手映画”が世界で人気爆発

 キレッキレの"ナートゥ"ダンスでゴールデン・グローブ歌曲賞もゲット!

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
コロナ禍での中断を挟みながら、昼夜を問わず撮影が続いた。多数の猛獣が飛び出す戦闘シーンは50日を要した
コロナ禍での中断を挟みながら、昼夜を問わず撮影が続いた。多数の猛獣が飛び出す戦闘シーンは50日を要した

サルサでもフラメンコでもない……”ナートゥ”をご存じか――。英国紳士を挑発し、キレッキレの超高速ダンスを披露するヒゲマッチョ2人。背景には大勢の美男美女エキストラ。どのシーンを切り取っても「やりすぎ」な演出にド肝を抜かれるインド映画が、ロングランヒット中だ。

エキストラ6000人、制作費97億円とインド映画史上最大のマネーが投じられた『RRR』は、全世界で200億円以上の興行収入を記録。冒頭の”ナートゥダンス”が評価され、ゴールデン・グローブ歌曲賞も獲得した。

英国植民地時代のインドで、英国軍にさらわれた少女を救うために立ち上がったビームと、大義を果たすため英国政府の警察になったラーマの物語は、CGをふんだんに使った壮絶なアクションと2人の友情が「アツい」と、日本でも人気爆発した。

年間2000本の作品を世に放つインド映画”ボリウッド”は世界市場に進出。上位の作品は本場ハリウッド以上の予算規模で撮影している。

「多様性や公正な表現を意識しすぎるあまり、ありきたりな内容のハリウッド映画が増えるなか、インドの大作はファンタジーに振り切れていて、いい意味で”あり得ないエンタメ”に仕上がっている。これが、鬱憤(うっぷん)の溜まるコロナ禍でウケたといえます」(映画評論家の江戸木純氏)

インドの映画が世界のニーズを受け止める!

役作りで肉体改造に取り組んだという主演の2人。インドでは大スターだが、スタントも自分でこなした
役作りで肉体改造に取り組んだという主演の2人。インドでは大スターだが、スタントも自分でこなした

『FRIDAY』2023年2月3日号より

Photo Gallery2

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事