覚醒剤取締法違反で逮捕…!”キメセク牧師”と呼ばれた男が保釈後に信者を前に語ったこと | FRIDAYデジタル

覚醒剤取締法違反で逮捕…!”キメセク牧師”と呼ばれた男が保釈後に信者を前に語ったこと

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教会での森牧師(写真は本人のフェイスブックより)
教会での森牧師(写真は本人のフェイスブックより)

1月22日、神戸市内の質素な教会で行われた「日曜礼拝」には、10名ほどの信者が集まっていた。女性牧師による説教、信者による賛美歌の合唱などが行われた後、フレンチブルドッグを抱いた男がひっそりと礼拝堂に入ってきた。

礼拝が終わった後、ゆっくりと壇上に立った男。信者は静まり返り、男の言葉を待っている。やつれた表情でマイクを握ると、男は極めて小さい声でボソボソと語り始めた――。

昨年12月8日、覚醒剤取締法違反の疑いで、神戸市内の教会で牧師を務めていた男が兵庫県警に逮捕された。牧師が覚醒剤を使用したという事実もさることながら、男の経歴もクローズアップされ、事件は大きな話題を呼んだ。

「逮捕されたのは森康彦(64)という人物です。もともとは指定暴力団の幹部だったそうですが、40代で組を破門になった後、以前から信仰していたキリスト教の神学校に入り、’10年に神戸市内に教会を設立した。’11年からは非行少年少女の更生を支援するNPO法人も設立し、代表理事として精力的に活動していました」(森を知る関係者)

県警は森の薬物使用の情報を入手し、捜査していたという。そして昨年12月8日、神戸市内で乗用車に乗っている森を捜査員が見つけ、神戸北署に任意同行。尿検査から覚醒剤の陽性反応が出たとされる。

「告発したのは、森と関係のあった女性だと言われています。彼女が『(森に)キメセク(覚醒剤を打たれた状態での性行為のこと)された』などと警察に訴えたことで、逮捕につながったようです」(全国紙社会部記者)

元暴力団から牧師に転身という異色の経歴から、これまで森はメディアにもたびたび取り上げられていた。それだけに、逮捕を知った信者の衝撃は大きかったようだ。

「元暴力団と聞くとコワモテを想像するかもしれませんが、まったくそんなことはなく、むしろ物腰の柔らかい人物でした。どんな信者ともわけへだてなく話し、支援している少年少女にも常に優しさと熱意を持って接しているように見えたので、覚醒剤での逮捕は信じられない気持ちでした」(前出の関係者)

逮捕後、教会とNPO法人はそれぞれ、森の免職と辞任を発表。人望ある人物だったこともあり、信者の間では森本人からの説明を求める声があがっていたという。

「そんななか、今年1月中旬に森牧師が保釈されたとの情報が流れ、実際に教会の『日曜礼拝』に本人が来て釈明をすることが決まったのです」(同前)

その情報を入手したフライデーデジタル記者は、森が現れるとされた1月22日、神戸市内の教会を訪ねた。それが、冒頭の場面だ。

声が小さくかなり聞き取りづらかったが、森は約3分間マイクを握り、信者を前に次のように語った。

「辛くて苦しくて。(中略)とにかく迷惑とご心配をかけたことを心よりお詫び申し上げます。いろんな話を聞きたいと思うんですけどね、もうしばらく時間をおいてと思っています。(中略)これからも(教会が)存続していかなければいけないので、〇〇先生(女性牧師の名前)に負担をたくさんかけますけども、よろしくお願いいたします。本当にご迷惑をおかけしました」

森は容疑を否認していると報じられていたが、事件については語らず、弱々しく謝罪するのみだった。

「森牧師をかばう声もありますが、本当は何があったのかを聞きたい信者もいると思います。その気持ちは、NPOの関係者も同じでしょう。これまで彼を信じてきた人たちのためにも、真実を明らかにしてもらいたいです」(前出・関係者)

ネットやSNS上では、「キメセク牧師」といったワードまで飛び交い、大いに話題を呼んだ今回の事件。今後開かれる裁判で、森牧師が何を語るかにも注目が集まっている。

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