「お綺麗になった」賞賛の嵐のなか…愛子さま21歳の「歌」と女性天皇待望論 | FRIDAYデジタル

「お綺麗になった」賞賛の嵐のなか…愛子さま21歳の「歌」と女性天皇待望論

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愛子さまは2021年12月、成年皇族になった。今、苦しかった時期を乗り越え成長された姿に国民の敬愛が広がっている 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
愛子さまは2021年12月、成年皇族になった。今、苦しかった時期を乗り越え成長された姿に国民の敬愛が広がっている 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

「もみぢ葉の散り敷く道を歩みきて浮かぶ横顔友との家路」

天皇家の長女、愛子さまが詠まれたこの歌には、移りゆく季節の景色から想起される友人との交流が描かれている。18日、新年恒例の「歌会始(うたかいはじめ)の儀」が開かれた。今年のお題は「友」。天皇、皇后はじめ皇族方がお題に則って詠んだ短歌を披露し合う儀式で、愛子さまはこのようにご自身のことをうたった。大学で日本文学を学ばれているだけのことはある巧みな歌に、絶賛の声もあがった。

愛子さまは今、学習院大学文学部日本語日本文学科の3年生。コロナ禍の2020年に入学した、いわゆる「コロナ世代」だ。

「この年の入学者は、対面授業がなく、サークル活動なども制限されるなか思うように学園生活ができませんでした。就活が始まりましたが、冴えたガクチカもありません」(都内の大学生)

愛子さまも同様で、大学入学後、初めて大学に登校したのはガイダンスのあった同年10月。その後もオンライン授業が中心で、昨年12月にようやく初めての「対面授業」に出席した。入学から3年生まで、キャンパスライフやサークル活動などをなさっているようすは聞こえてこない。

一方、昨年末には展覧会や映画に足を運ばれた。新年には、初めて一般参賀にお出ましになり、そのようすがSNSで「お綺麗になった」と大評判にもなった。

「愛子さまは、このたびの歌会始には学業優先ということで出席はなさいませんでした。けれども、その歌の出来栄えで、存在感を示したといえます」(皇室関係者)

かつて学校へ行くことが難しい時期があった。母である雅子さまが登校につきそうなどして、苦しい数年間を乗り越えられた。当時、国民の多くはその母子のようすに理解を示すことはなかった。が、今や立派に成長され、成人皇族のおひとりとして公務をこなしている。そしていつしか、そのお振る舞いには「お綺麗になった」「皇族らしい素晴らしいご発言」と、国民から賛辞が集まるようになった。昨年亡くなった皇室ジャーナリストの渡邊みどりさんは生前、しばしばこう話していた。

「愛子さまには、生まれもった気品と、苦難を乗り越えられた格別の強さがあります。私は、女性の天皇が生まれてもいいんじゃないかと思います。愛子さまはそれだけの資質をお持ちだし。結婚については、まだ少し早いけれども、じっさいにはさまざまな準備が進められていますから。今、候補にお名前があがっている方、お父さまからのご縁がある男性などは、とてもいい方ですから、そろそろお考えになる時期でしょう。そしてなにより、ひとりの人として、幸せになっていただきたいですね」

美智子さまから「スケールの大きな愛」を受け継いで…

愛子さまのご祖母にあたる上皇后の美智子さまは、少女のころから文才にあふれ、皇室に入ってからも、他を圧倒する歌を詠まれている。

「幾光年太古の光いまさして地球は春をととのふる大地」

美智子さまが1969年の歌会始で詠んだこの歌は、そのスケールの大きさ、視点の豊かさが周囲を驚かせた。当時、まだ30代の若い母親だった。その後も多くの歌を詠まれ、ご自身の身近なことも、このようにうたっている。

「春の光溢るる野辺の柔らかき草生(くさふ)の上にみどり児を置く」

これは、秋篠宮家に眞子さまが生まれたとき、初孫誕生の喜びを静かに表した歌。その眞子さんは今、愛する夫とともにアメリカ・ニューヨークで暮らしている。今回、歌会始に出席した次女の佳子さまは、

「卒業式の友と撮りたる記念写真裏に書かれし想ひは今に」

と詠んだ。高校、あるいは大学の卒業式だろうか、ご自身の思いをそのままに素直に伝えているようだ。

「未成年の悠仁さまはまだ、歌会始には出席していませんが、数年後にはこの席で、愛子さまとともに、未来に繋がるスケールの大きな歌を披露していただければと思います」(皇室関係者)

愛子さまは来春、大学を卒業後どのような道に進まれるのだろう。進学か就職か、そろそろ決める時期だ。悠仁さまは大学受験に向け、進路選びが本格化する。女性天皇待望論も聞かれるなか、皇室のありようにはさまざまな意見がある。皇族方も「ひとりの人として幸せになってほしい」と言った亡き皇室ジャーナリストの言葉が心に響く。

2014年4月、学習院女子中等科に入学したときの愛子さま。ご両親とともに、入学式に臨んだ
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2017年4月、学習院女子高等科に入学。少し痩せた顎のラインに大人っぽさが感じられる
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2019年5月、新天皇即位の祝賀行事に向かう愛子さま、高校3年生の横顔
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2023年1月。3年ぶりに行われた新年一般参賀に、初めて出席した愛子さま
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