日テレの次期エース女子アナは…「ポスト水ト」に「石川みなみと岩田絵里奈」急浮上の意外な背景
日本テレビが、昨年度の年間個人視聴率「三冠王」(22年1月3日~23年1月1日、関東地区)を12年連続で達成した。民放のトップをひた走る日テレだが、現在の悩みは次世代の「女子アナ戦略」だという。
「日テレにとって、今年は開局70周年の節目です。絶大な人気を誇る水卜麻美アナ(35)の『次』を担う、エースの育成が急務だと考えられています」(日テレ社員)
「ポスト水卜」として名前が取り沙汰されているのが、入社4年目の石川みなみアナ(26)だ。現在、石川アナは『人生が変わる1分間の深イイ話』や『ZIP!』、『ゼロイチ』 などのレギュラー番組を掛け持っている。さらに4月以降GP帯(午後7時から同11時)で放送されるバラエティー番組で、MCに抜擢される可能性もあるといわれる。
「試金石となるのが、石川アナが出演する2月22日放送予定の特番『一番持ち寄りバラエティー我がMAX』(仮題)です。午後7時から放送される2時間番組で、『バナナマン』の設楽統さんが司会を務めると聞いています。
その道のプロが番組から提示されたテーマに対し、一番おすすめの『我がMAX』をプレゼンするという内容です。例えばレジェンドな音楽ライブや誰もが度肝を抜く芸能人列伝など、語り継ぎたい伝説を熱く解説するんですよ」(同前)
石川アナがMCを務める『我がMAX』は、視聴率が高ければ4月からのGP帯レギュラー番組へ昇格するという。
「視聴率の合格ラインは、世帯10%、個人6%といったところでしょう。クリアすれば、『世界まる見え!テレビ特捜部』の後継番組としてスタートする予定です」(同前)
熱愛報道で好転したワケ

そもそも、なぜ石川アナが「ポスト水卜」として浮上しているのだろうか。あるバラエティー番組のプロデューサーは「『ZIP!』で共演している水卜アナに認められているからです」と解説する。
「水卜アナは、単なる人気女子アナではありません。幹部としてキャリアを積み35歳という若さながら、番組プロデューサーや局アナの人事に対してもアドバイスができる立場にあるんです。その水卜アナが石川アナ推しなんですよ」
水卜アナが石川アナを認めるキッカケになったのが、2年前に『週刊ポスト』が報じた元同僚で『ZIP!』で共演した佐藤義朗アナ(昨年5月に退社)との熱愛だという。
「水トアナは危機感を持ったようです。交際している2人が読むニュースは、視聴者からそっぽを向かれてしまうと……。現に報道後、番組の視聴率は下がりました。石川アナは、水卜アナから将来のことを考えて行動するよう諭されたようです。
石川アナは水トアナの忠告を受け入れ、自分の意思で佐藤アナと別れたといいます。以後、水トアナは石川アナの誠意を尊重し、制作現場のプロデューサー陣にプッシュしているんです。ゆくゆくは、自分が務める『ZIP!』の総合司会を禅譲する意向もあるといわれます」(放送作家)
石川アナが台頭するなか、動向が注目される女子アナがもう1人いる。岩田絵里奈アナ(27)だ。3月で終了する『スッキリ』の後継番組、『DayDay.』のMC陣の一人として横滑り説が報じられていたのだが……。
「発表されたメインMCは南海キャンディーズ・山里亮太さんで、アシスタントは入社3年目を迎える黒田みゆアナ(24)でした。確かに黒田アナの抜擢は驚きでしたが、岩田アナの存在感は薄れていませんよ。視聴者が選ぶ『好感の持てる女子アナ』などのアンケートでは、常に上位にいますから。
4月からの新番組でも、重要な役割を与えられると思います。日テレ上層部は岩田アナと石川アナを競わせ危機感を高めることで、2人の実力を伸ばそうとしているようです」(前出・社員)
はたして「ポスト水卜」は、どの女子アナが射止めるのか。予断を許さない。




撮影:足立百合 高塚一郎