お誕生日動画がまさかの炎上でも…佳子さま「愛され」ファッションの理由 | FRIDAYデジタル

お誕生日動画がまさかの炎上でも…佳子さま「愛され」ファッションの理由

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佳子さま28歳の「お誕生日」にお見せになった表情。人気のプリーツスカートに白のトップスを合わせた親しみやすいコーデが印象的だった 写真:宮内庁提供
佳子さま28歳の「お誕生日」にお見せになった表情。人気のプリーツスカートに白のトップスを合わせた親しみやすいコーデが印象的だった 写真:宮内庁提供

<秋篠宮家の次女、佳子さまは、昨年12月に28歳になった。幼い頃から注目を浴び、少女時代には、姉の眞子さまとふたり、アイドルのような人気だった。今、姉の不在と未成年の弟宮の間で「成年皇族」としてのお務めをこなされる日々を送る佳子さまの「思い」を、皇室ライターが、そのファッションから読み解く…>

「この服、わたしも持ってる……」

プリーツの入ったロングスカートを風にそよがせて、紅葉の道を微笑みながら歩いてくる秋篠宮家の佳子さま。2022年12月に28歳の誕生日を迎えて公開された動画の佳子さまはあまりにも「普通」で、気軽に手が届きそうなカジュアルな装いだった。人気のプリーツスカートは、誰もが持っているアイテム。まるで隣のお姉さんといったたたずまいに、親しみを感じた人も多いだろう。

佳子さまは「流行を取り入れた手ごろな服を着回す」のがとても上手な方なのだ。

2~3割引きのスーツを購入していた雅子さま

皇室の女性たちの衣装代は意外に少ないのだという。皇后・雅子さまは皇太子妃のころ、デパートの外商から2~3割引きでスーツを購入されたこともあった。

佳子さまも例外ではない。姉の眞子さまが結婚して皇室を離れ、若い女性皇族としてますます引っ張りだこの佳子さまは、2022年には40回以上もの「お出まし」をされている。ニュース映像で佳子さまの姿が流れると、何とも明るい華やかな装いが目を引く。しかし、これだけお出ましが多いと、どうしても「前と同じ服」になってしまう。女性にとってはつらいことだ。

「前と同じ」にならないよう、お金をかけずに着回しで

ふだんはゆったりした服がお好きな佳子さまだが、お出ましのときにはスーツなど、カチッとした服をお召しになる。そこで佳子さまが工夫されたのは、ワンピースにジャケットを組み合わせること。ジャケットは同じでも、中に着るワンピースを替えることで印象をガラッと変えることができる。さらに、レースを部分的にあしらうことで若々しい華やかさを演出するのが、佳子さま流の着回し術だ。

佳子さまが成年されてからの装いを振り返ってみると、最初に国民の目をくぎ付けにしたのは、’15年、国際基督教大学に入学した際のスーツ姿。インナーの真っ白なシャツが初々しく、学園生活に胸膨らませる内親王の笑顔が印象的だった。

大学入学式のスーツ姿。このころの秋篠宮家は、たいへんな人気だった…
大学入学式のスーツ姿。このころの秋篠宮家は、たいへんな人気だった…

あるときは、同じような紺色の落ち着いたスーツでお出ましだったが、インナーにレースをあしらうことで華やかな印象にチェンジ。また、全身レースでまとめるフェミニンなコーディネートもお気に入りの装いだ。

ワンピースにジャケットを合わせるスタイルは、紀子さまからの影響といわれる。子どものころから紀子さまのお出ましにご一緒されていた佳子さまは、お母さまの装いをお手本にされたのだろう。二人が並んで立ったときに美しく見えるコーディネートにも気を使われていた。

ワンピースにジャケットという定番コーデでも、インナーを替えることでお相手の状況に合わせることができる。昨年5月の「みどりの感謝祭」の式典では、催しの内容を考慮した大きな花をあしらったワンピース、一方、6月の「日本乳癌学会」の記念式典では落ち着いた色合いのインナーで控えめにされた。

ほかによく見かけるのは、白いノーカラーのジャケット。丈短、七分袖のデザインも佳子さまのお気に入り。カジュアルなワンピースでも、ジャケットを羽織るだけでお仕事モードに切り替わる。清楚な印象で愛用の1枚だ。

紀子さまのスーツ姿は「お仕事」のサイン

佳子さまがお小さいころのこと。絵本を読んだりお絵描きして一緒に遊んでくれていた母・紀子さまがスーツにお召し替えになると、それまでおとなしくしていた佳子さまが急に紀子さまにまとわりつき、スカートにすがって、ぐずぐず言い始めて困らせたという。

「スーツに着替えるとお仕事に行っちゃう」

と子ども心にもわかったのだ。切ない思い出だろう。

それから20年あまり。年月が経ち、今は佳子さまもジャケットを羽織り、胸を張ってお仕事に出かけて行くようになっている。姉の不在、未成年の弟宮の間で、お務めをこなされる佳子さま。愛されファッションの後ろには、成年皇族としての覚悟が見える。

取材・文:高木香織 編集者、文筆業。皇室、医療、教育など幅広く取材。書籍の編集・編集協力は、『美智子さまから眞子さま佳子さまへ プリンセスの育て方』(こう書房)、『美智子さま あの日あのとき』、『美智子さま いのちの旅―未来へ―』(講談社ビーシー/講談社)など多数。著書に『後期高齢者医療がよくわかる』(共著/リヨン社)、 『ママが守る! 家庭の新型インフルエンザ対策』(講談社)など。

  • 写真宮内庁提供(1枚目)、代表撮影/ロイター/アフロ

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