ジャニーズファンに愛された「あの長寿番組」がついに終了！　背景にある事務所の「若手育成への決意」

ジャニーズJ r.たちの登竜門として人気を博してきた長寿番組が、いよいよ終わりを迎えようとしている。

2001年4月より放送が始まったバラエティ番組『裸の少年』（テレビ朝日）。中断期間を挟みながらも、長年にわたりジャニーズJr.たちの貴重な地上波番組として愛されてきた。そんな老舗番組が、ついに3月末をもって放送終了になるという。

「放送開始当時は深夜枠でしたが、メディア露出の少ないジャニーズJr.たちに触れられる番組として、ジワジワと支持を集めました。2002年10月からは夕方枠に移動。その後も枠を変えながら足掛け12年以上にわたり放送されてきました。内容はクールごとで変わりますが、グルメロケやグループ同士のバトルものなどバラエティが中心の構成です。過去には『KAT-TUN』や『NEWS』、『Kis-My-Ft2』の面々など、多くのタレントが腕を磨きました」（スポーツ紙芸能デスク）

すでに番組の最終話は収録済みだという。ファンからの支持も厚かった番組が終了する背景には何があるのか。芸能プロ関係者は「コロナ禍による製作費の見直しによるものが大きい」と前置きしながらも、ジャニーズ事務所の意向も働いていると語る。

「現在は『HiHi Jets』と『美 少年』という2組が出演しています。しかし、この2組も番組を担当するようになって3年半近く経ちます。事務所としては次の新しいタレントを押し出していきたいという狙いがあるんでしょう。そのためにテレビ朝日と話し合いを続けてきたそうです」

『裸の少年』自体は終了するが、後継にもジャニーズタレントが出演する番組が予定されている。

「具体的な出演タレントはまだ決まっていませんが、若者を中心に人気の『なにわ男子』や『ジャニーズWEST』が担当するのではないかと言われています。MCも現在の『タカアンドトシ』と『バイきんぐ』の小峠さん（英二・46）から変更される予定。新MCの一人には『アンタッチャブル』の柴田さん（英嗣・47）が就任予定だそうです。

一連の動きからは、ジャニーズ事務所の本気度がうかがえます。育成を行うジャニーズアイランドの代表も、滝沢さん（秀明・40）から井ノ原さん（快彦・46）に代わった。新番組の制作には、自分たちで新しいタレントを育てていくという事務所の強い決意が感じられますね」（同前）

『裸の少年』の終了について、本誌はテレビ朝日へ質問状を送ったところ、期日までに以下のような返答があった。

「今後の編成に関してはお答えすることはありません」

若手の育成のために、新番組に力を注ぐジャニーズ事務所。勝負の一手の行方は果たして……。