ガーシー議員「警察が被害届を誘導」と明かしブチ切れ 3月帰国は不透明で“漂流”国会議員に
警察がNHK党の“ガーシー”議員こと東谷義和氏の逮捕に向け本格的に動きを見せているようだ。
ガーシー議員はインスタの生配信などで、担当の高橋裕樹弁護士から刑事告発している人物を聞かされたと明かした。被害届は11件出され、そのうち3件が受理されたという。
1件は名誉毀損として俳優の綾野剛。もう1件は威力業務妨害で楽天(三木谷浩史会長)だと明かし、その他は名前を出していない。
その配信の中でガーシー議員は、彼が過去に暴露してきたタレントや著名人らに警察が広く接触し、「被害届」を提出するように要請していると話している。
「ガーシー議員によると、俳優の新田真剣佑サイドにも警察から再三にわたり“被害届を提出してほしい”と連絡があったと明かしていました。ですが真剣佑サイドが“これ以上ガーシー議員と揉めたくない”ということで弁護士を通して“これ以上連絡をしてこないでほしい”と警察に突き返したそうです。これにはガーシー議員も安堵したのか、真剣佑のことはこれ以上暴露しないと話していましたね」(スポーツ紙記者)
一方で過去に動画の中で公開電話をして一旦関係性が落ち着いたと思われていた綾野が告発していたことが判明し、
「この配信めちゃめちゃリスクあるからな。警察のこと言っちゃってるから俺」
とブチ切れ配信を行った。
「ガーシー議員は高橋弁護士から“これ以上、名誉毀損はしてはいけない”と言われているにもかかわらず、綾野さんに対して“剛のことはやります。ケンカ売ってきてるんやからいいでしょ。関係あらへん”と言って再び暴露すると予告。これでは、被害届を出している被害者をさらに刺激しているのも同然でしょう。
常習的脅迫の疑いで警察が関係先を家宅捜索している中、警察も怒り心頭でしょうね。さらに三木谷会長と親交のある木原官房副長官にも散々ケンカを売ってきたので、政治家や警察など、国家権力を敵に回した」(全国紙記者)
ガーシー議員は警察の事情聴取に応じるため3月に帰国すると話したが雲行きが怪しくなり、いつ帰ってくるのか実際のところ不透明だ。帰国どころかドバイ以外の第三国に出国するという情報もある。そうなれば国会議員が国外を転々とし続けるという前代未聞の事態になってしまう恐れもある。
一方、ガーシー議員は、
「俺が言っていることは全部事実やから。 事実であることをもう1回裁判所で掘り起こされるってことがどれだけ辛いかってことをわかってへんねんタレント連中は」
「事実に対して名誉毀損って言ってるんやったら俺もそれに対して名誉棄損で訴え返すからな」
と自分が“悪いことをした”とは思っていないようだ。
綾野に裁判所での辛さを説いていたガーシー議員。だが、仮に逮捕・起訴されれば、自らが被告人になる可能性があることを理解しているのだろうか…。