「早朝練習でアラーム4回」「8年かかってフォーム修正」オコエ「巨人で人が変わった」切迫事情 | FRIDAYデジタル

「早朝練習でアラーム4回」「8年かかってフォーム修正」オコエ「巨人で人が変わった」切迫事情

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2月11日に行われた紅白戦で適時打を放つオコエ。後方では原監督が見守る(画像:共同通信社)
2月11日に行われた紅白戦で適時打を放つオコエ。後方では原監督が見守る(画像:共同通信社)

「ジャイアンツは年齢が上の方も多いので、自分は完全に若手。ルーキーと同じ練習量をこなす意識は久しぶりです」

現役ドラフトで巨人へ移籍したオコエ瑠偉(25)が試合後、充実した表情で報道陣へ語った。2月11日に行われた紅白戦で、一軍主体の白組に「7番ライト」で出場。3打数2安打と初の実戦で結果を出したのだ。

「打撃フォームを大幅に修正したのが、好結果につながっているようです。今季からスパイク1足分、30cmほどホームベースに近づいて立ち外角へのボールへ対応。寝かして構えていたバットを身体の正面で立てることで、頭上から最短距離で振り内角球も上手くさばいています。本人は『(入団から)8年かかってようやく修正できた』とご満悦です。

楽天時代は練習熱心でないことで有名でしたが、巨人では人が変わったようです。大久保博元・打撃チーフコーチが推奨する『アーリーワーク』(早朝練習)にも積極的に参加。早起きは苦手だそうですが、朝4時にアラームを4回鳴らし目覚めています。『収穫は多い』と、納得のいくキャンプを過ごしているようですね」(球団関係者)

「考えが甘い」と苦言を呈された楽天時代

オコエにとって、楽天でのプロ生活は決して満足できるものではなかった。自意識過剰ぎみで、石井一久監督は「考えが甘い。そろそろ出てこないと彼自身の野球人生が苦しくなる」と苦言。オコエはコーチ陣のアドバイスをきかないなど、不貞腐れ気味だったのだ。

「楽天の外野陣は島内宏明、西川遥輝、辰己涼介と層が厚い。さらに中日からは同じ右打者で外野も守れる阿部寿樹が加入し、存在価値が失われつつありましたからね。オコエがつけ入る余地がなく、昨季の一軍出場は6試合しかありませんでした。一方で二軍では打率.327、出塁率.411と結果を出していたのも事実。『がんばっているのになぜ一軍で使ってくれないんだ』と、不満を募らせてもおかしくないでしょう。

巨人の外野陣も、丸佳浩、ウォーカーが内定し、新外国人ブリンソンもいます。しかし丸は今年で33歳になり、ウォーカーは守備に不安が。ブリンソンの活躍も未知数で盤石のレギュラー陣とはいえません。楽天に比べチャンスが大きく、オコエのモチベーションが上がっているのでしょう。原辰徳監督が『イイものを出しているね。経験値のある人ですから』と寄せる期待も、オコエを前向きにしているんだと思います」(スポーツ紙担当記者)

オコエには、結果を出さなければならない切迫した事情もある。1月19日発売の『週刊新潮』で、昨年末に「反社会的」とされる人物が催した宴会に出席したと報じられたのだ。

「同誌によると、指定暴力団の三次団体に籍を置いているといわれ、恐喝事件で逮捕歴もあるA氏が開いた会のようです。会が始まってしばらくすると、オコエが途中参加。『週刊新潮』への巨人の回答によれば、オコエにA氏が反社会的な人物だという認識はなかったそうです。

巨人では過去に、野球賭博やわいせつ動画を流すなどして複数の選手が解雇もしくは戦力外通告となっています。オコエに反社会的な認識がなかったとはいえ、問題視される宴会に出席していたのは事実。よっぽど気持ちを引き締めないと、野球賭博に関係した選手たちと同じ運命をたどることになる可能性もある。必死になるのも当然です」(同前)

新天地で期待される一方、スネにキズがあるオコエ。今季が背水のシーズンになることは間違いなさそうだ。

  • 写真共同通信社

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