「言動は生意気でも気さく」…復活を狙うベッキーと野村周平「イメージ逆手の悪役も」評価に明暗のワケ | FRIDAYデジタル

「言動は生意気でも気さく」…復活を狙うベッキーと野村周平「イメージ逆手の悪役も」評価に明暗のワケ

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ベッキー(中央)と森カンナ(左)、水川あさみ(右)。ケイティ・ペリーのコンサートに一緒に行くほど仲良しな3人。18年3月撮影
ベッキー(中央)と森カンナ(左)、水川あさみ(右)。ケイティ・ペリーのコンサートに一緒に行くほど仲良しな3人。18年3月撮影

同じイメージ逆手売りでも、その評価は真逆となっている。ベッキー(38)と野村周平(29)だ。

どちらも一時は“超”がつく人気俳優、タレントであったが、プライベートの言動が影響して勢いは一気に失速。しばらく露出を控えた期間を経て、何とか再浮上の道を探っていたが、ここへきてイメージを逆手にとり悪役を務めることが増えている。しかしその成否となると、見事なまでに対照的なようだ……。

野村周平は今期、ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)で、妻から復讐されるモラハラ夫役を演じている。仕事を失い、過去のイジメもバラされ……と、どんどん追いつめられながらも横柄に振る舞い続ける様は、「ハマリ役すぎる」「クズ演技が上手すぎる」などと絶賛に近い評価を得ている。

一方のベッキーも、『嵐』の櫻井翔の主演ドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)に悪役で出演中。鬼の仮面をかぶったテロリストたちが病院を占拠し、人質たちの隠された罪をネット上で暴いていくというストーリーで、第5話にしてようやく“鬼”たちを演じる全ての俳優の顔が明かされた。その一人“黒鬼”の正体がベッキーだったわけなのだが、このキャスティングへの反応がすこぶる微妙なのだ。「ベッキーが出てきた瞬間、見る気が失せてしまった……」、「鬼側というよりむしろ罪を暴かれる側だろう」などと、不評の声が圧倒的多数を占めていた。

大きく違う失速理由

終始うつむき気味だったベッキー。東京・三軒茶屋の中華料理店で16年11月撮影
終始うつむき気味だったベッキー。東京・三軒茶屋の中華料理店で16年11月撮影

同じような方向転換ながら、なぜ野村周平はOKでベッキーはNGなのか? その理由について芸能記者たちに聞いてみた。

「そもそも失速した理由が大きく違いますからね。野村周平は言動が生意気だったというだけで、とくに何をしたというわけでもない。でもベッキーのあの出来事は、完全にアウトですから……。演技だと言われても、素と切り離して見ることができません。実際、『鬼の面を外したときの笑顔が嫌だった』というようなコメントがいくつか見られました。

このドラマは初回から終始7%台の視聴率をキープしていて、変動がほとんどありません。もし次回2月18日(土)の放送日以降急に落ちるようなことがあれば、それは新たに登場した何かが原因。その何かとは……」(芸能記者)

また女性誌のエンタメ担当編集者は、次のように分析している。

「野村さんは最近、ドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(毎日放送系)での半グレ集団のボス役や、『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)のパワハラ社長役など、積極的に悪役を演じています。今のところ、この転向は完全に成功していると言えるでしょう。

野村さんは報道される言動こそ生意気に映りますが、実際に取材すると、気さくで本音を包み隠さず話してくれるめちゃくちゃいい人。前期ドラマ『ファーストペンギン!』(日テレ系)で悪役を務め、好評を博した梅沢富美男さんもそうですが、悪役には『根はいい人』という安心感が必要。でないとエンタメとして楽しめなくなってしまいますから。ここが、野村さんとベッキーさんの決定的な差と言えるのではないでしょうか」

いい人役も悪役も、結局はいい人でないと演じられないということか……。しかしもうしばらくは、ベッキーの悪役演技を見守りたい。

やや寒い日だったにもかかわらずウエットスーツ姿でも笑顔を見せていたベッキー。18年3月撮影
やや寒い日だったにもかかわらずウエットスーツ姿でも笑顔を見せていたベッキー。18年3月撮影
22年8月、東京・代官山の書店にてバイク雑誌を立ち読みする野村
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21年10月、雑居ビルの中にある一室でドラマの撮影を行っていた野村
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  • 取材・文奈々子

    愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • 撮影川上孝夫 西 圭介 原 一平

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