ジャイアンツの次期監督は誰だ? 関係者が期待する3人の候補者 | FRIDAYデジタル

ジャイアンツの次期監督は誰だ? 関係者が期待する3人の候補者

3回目の原辰徳か、現役引退させて阿部慎之助か、松井秀喜が出てくるか

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3年前に就任した高橋監督。初年度は2位だったが昨年は4位と低迷。今季も首位・広島には10ゲームほど差をつけられている

「高橋由伸監督は経験不足です。失敗を恐れて自分から動かない。キチンと選手とコミュニケーションをとっているようにも見えません。当然、巨人のフロントでは次期監督の話も出ているでしょう」

野球評論家の江本孟紀氏が語る。

今季の巨人はボロボロだ。7月22日に6点差をひっくり返され広島に逆転負けすると、早くも自力優勝の可能性が消滅。抑えのマシソンや上原浩治が相次いで二軍落ちし、Aクラス死守も危うい。

「ベンチの雰囲気も最悪です。疲れの見える投手陣は、強肩の小林(誠司)に正捕手をやってもらいたい。その小林は村田真一ヘッドコーチと仲が悪く、干され気味なんです。村田さんは従順な選手を好みますが、小林は指導に納得いかなければ『ボクにはボクのやり方がありますから』と反発しますからね。本来なら高橋監督がうまくとり持つべきですが、コーチ陣に任せきりで口を出さないんです」(スポーツ紙巨人担当記者)

高橋監督の任期は今季で終了する。2年連続Bクラスとなれば、再契約の可能性は低い。となれば、次期監督は誰になるのだろうか。前出の江本氏は、原辰徳氏の3度目の就任に期待する。

「高橋監督と違って動きが早い。ピンチの時には自らマウンドに向かい、投手に発破をかける行動力があります」

原氏は選手からの人気も高い。だが球団幹部との関係がかんばしくない。

「GMの鹿取(義隆)さんと仲が良くないんです。原さんは最初の監督就任時(’01年)、自ら動いてヘッドコーチに招聘(しょうへい)した鹿取さんと、選手の起用法などで対立。鹿取さんはブルペン担当コーチに配置転換となり、’03年にシーズン終了を待たず退団したんです」(前出・記者)

元巨人の投手で評論家の高橋善正氏は、阿部慎之助をおす。

「若返りを図るなら阿部でしょう。巨人の現役選手では実績もバツグンです」

阿部は来季40歳と、監督としてもフレッシュだ。欠点は人望のなさだろう。


「一時期キャッチャー陣を厳しく指導し続けて、若手を萎縮させました。3年前まで長野(久義)や坂本(勇人)らとグアムで行っていた自主トレを単独でやるようになったのは、細かい練習法にまで口を出す阿部が愛想をつかされたからですよ」(巨人軍球団関係者)

実力や実績があるにもかかわらず、自身の問題で監督候補のリストから外れそうな原と阿部。そこで急浮上してくるのが、あの人――。松井秀喜氏だ。

「松井さんはヤンキースに移籍してから、日本の報道陣に追いかけられないニューヨークの生活に満足しています。巨人は春のキャンプで臨時コーチに招いたり、松井さんの野球教室にジャイアンツ球場(神奈川県川崎市)を自由に使わせるなど優遇していますが、帰国に前向きではないようです」(前出・球団関係者)

監督就任の可能性はゼロなのだろうか。

「松井さんは子どもが赤ん坊のうちは、住み慣れたニューヨークを離れたくないと言っています。長男は来年6歳。小学校に上がる年齢です。尊敬する長嶋茂雄さんが説得し続ければ、来季の監督就任も夢ではないかもしれません」(同前)

はたしてゴジラは、弱い巨人軍を救うべく立ち上がるだろうか。

2期12年にわたり監督を経験した原氏。日本一にも3度輝いている

阿部は一塁のポジションを4年目の岡本和真に奪われ出場機会が減っている

7月13日に京セラドームで行われた野球殿堂入り表彰式での松井氏

 

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