「株価操作を必ず追及」…窮地の韓国ファーストレディが一転「顔面的当てゲーム」で市民団体を猛抗議 | FRIDAYデジタル

「株価操作を必ず追及」…窮地の韓国ファーストレディが一転「顔面的当てゲーム」で市民団体を猛抗議

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今年1月にアラブ首長国連邦を訪問した尹大統領夫妻(画像:AP/アフロ)
今年1月にアラブ首長国連邦を訪問した尹大統領夫妻(画像:AP/アフロ)

「聖域のない捜査で、壊れた司法を正さなければならない。必ず追及する」

韓国野党「共に民主党」の朴洪根(パク・ホングン)院内代表は2月13日、国会の代表でこう宣言した。

追及の矛先となっているのが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏(50)だ。金夫人に問題視されているのが、韓国国内に販売権を持つ「ドイツモーターズ」の子会社をめぐる株価の不正操作疑惑。金夫人は投資顧問会社を通じて、同社の約174万株を購入している。2月10日に同社の元会長は、懲役2年、執行猶予3年の判決を受けたが、金夫人は不問とされた。朴氏は国会で、こうも語っている。

「訴状に金夫人が200回以上登場し、公判では300回以上名前が言及されたが、検察は一度も召喚しなかった。検察と裁判所、大統領室が金夫人を守ろうとしていたと思われる」

小学生も参加し……

窮地に立たされる金夫人。国会が指名する特別検察官による、金夫人への捜査を強く求めているのが野党系の市民団体「ろうそく勝利転換行動」だ。同団体は2月11日にソウル市内で2000人ほどが参加し集会を開催した。

「参加者は『金建希追及』『法は死んだ』などと書かれたカードを手に、『尹大統領は退陣せよ!』と叫んでいました。団体のネット掲示板には『尹政権の度を越した行動で国民の怒りが増幅している』というコメントが掲載されています」(韓国紙記者)

同団体の集会で、金夫人のファンクラブ「ゴンサラン(建希愛している)」と保守系団体からの猛抗議対象となったイベントがある。小学生も参加した的当てゲームだ。

「机の上に並べられた的を、おもちゃの弓で撃ち落とすというゲームです。問題視されたのが的。尹大統領や金夫人の顔写真が貼られていたんですよ。ゲームが開かれたブースには、『チンピラ政治』『親日売国』『戦争危機』などと書かれた横断幕が貼られていました」(同前)

これに対し与党「国民の力」のユン・サンヒョン議員は、自身のフェイスブックで〈政治的立場が違うといっても度を越している〉と反発。「ゴンサラン」のメンバーも〈的当てイベントで一国の大統領とファーストレディの名誉を深刻にキズつけた〉〈小学生まで参加させるのはヒドい〉と主張したのだ。

「『ゴンサラン』などは、名誉棄損と児童虐待などの容疑で、イベントを行った団体を警察に告発しています」(同前)

韓国のファーストレディに浮上した株価操作疑惑は、市民や警察を巻き込んでの大騒動になりつつある。

  • 写真AP/アフロ

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