フジテレビ『27時間テレビ』4年振り復活のウラにあった「2つの人気番組」の存在

フジテレビは先日、4年ぶりに『FNS27時間テレビ』の生放送を行うことを発表した。『千鳥』の大悟(42)とノブ(43)、『かまいたち』の山内健司(42)と濱家隆一(39)、『ダイアン』のユースケ(45)と津田篤宏(46)の6名がMCに就任。『千鳥の鬼レンチャン』をベースに、様々な企画を繰り広げる予定となっている。
2019年11月2日~3日に放送された『FNS27時間テレビ にほんのスポーツは強いっ!』以来の復活となった同番組。看板特番を、このタイミングで蘇らせた理由は何なのか。その背景には決断を支えた「2つの人気番組」の存在がある。フジテレビ局員が語る。
「実は、9月中旬に『ラフ&ミュージック』の生放送が内定したんです。人気アーティストと実力派芸人が一堂に会する大型特番で、過去には松本さん(人志・59)や『ナインティナイン』さん、中居さん(正広・50)らがMCを務めてきました。それを今年も行うことが社内で決定したんです。
さらに4月からは松本さんと中居さんが出演する『まつもtoなかい』のレギュラー放送もスタートします。春と秋に話題を作れたことで、局としてはどうしても夏に目玉企画がほしかった。そこで考えられたのが『27時間テレビ』復活でした。年明けからは各事務所への交渉もスタート。キャスティングも徐々に出そろいつつあります」
公式発表はまだ行われていないが、すでに放送日も7月22日~23日で決定しているという。放送時間は最終調整中だというが、これまで同様に18時30分から翌日の21時54分で確定する見込みだ。
「昨夏にフジテレビ社長に就任した港浩一氏は、長らく低迷が続くフジを復活させる切り札として、局の王道ともいえるバラエティ番組を軸に据えたいと考えています。復権に向け、いよいよ本格的に体制を整えてきたということです。あとは実際に世間に受け入れられるかどうか……。ただ、港社長肝いり番組ラインナップが揃ったことで、フジ復権の足掛かりが整ったことだけは間違いありません」(スポーツ紙芸能デスク)
バラエティ路線をひた走るフジテレビの命運を担う『27時間テレビ』。4年ぶりに復活した看板特番は、はたして本格復権の狼煙となるのか。その命運やいかに……。
写真:坂口靖子