河野太郎がゴリ押し…!自民党が衆院千葉5区補選に”34歳美女候補”を擁立したワケ | FRIDAYデジタル

河野太郎がゴリ押し…!自民党が衆院千葉5区補選に”34歳美女候補”を擁立したワケ

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自民党が擁立を決定した英利氏(左)。元国連職員で5ヵ国語が堪能(画像は本人のインスタグラムより)
自民党が擁立を決定した英利氏(左)。元国連職員で5ヵ国語が堪能(画像は本人のインスタグラムより)

4月23日投開票の衆院千葉5区補選に向け、各党の動きが騒がしい。

麻生太郎副総裁(82)の腹心とされた薗浦健太郎元衆院議員(50)が、総額約4600万円の収入を過少に記載したとして、政治資金規正法違反の罪で略式起訴され辞職。今回の補選はそれに伴い行われる。

野党からは、国民民主党が岡野純子浦安市議(44)、立憲民主党が矢崎堅太郎元県議(55)、共産党が斉藤和子氏元衆院議員(48)、日本維新の会が岸野智康氏(28)をそれぞれ擁立している。千葉5区は自民党が圧倒的な地盤を誇る地域ではないだけに、野党各党が色気を出し乱立状態となっているのだ。

だが、野党内では「このままでは自民党に勝てない」との見方も強い。どういうことか。立憲民主党の中堅議員がため息交じりに話す。

「千葉5区は、野党同士の協力次第では議席を狙える地域です。そのため、立憲の泉健太代表の鼻息は荒い。『何としても5区をとる!』と意気込んでいます。ただ、ウチの矢崎元県議は、正直言って“タマ”として弱い。当初は野党として統一候補を立てる可能性を模索していたが、県連内にも調整力がある人間がおらず、他党との交渉はあっさり決裂しました。このままいけば自民党の勝利が濃厚だけに、歯がゆい状況です」

国民民主党のベテラン秘書も、

「前回の参院選挙でウチが独自候補を立てたことで立憲さんが態度を硬化させている。このまま選挙に突入でしょう」

とその心中を明かす。千葉・維新の関係者も

「統一地方選挙を睨んで、協力・調整はありえない」

と断言する。

野党の動きがバラバラなため、自民優勢となっているというわけだ。

だが、その自民党が必ずしも盤石かといえばそうでもない。候補者選定の過程において不満が噴出している、と明かすのは自民党千葉県連の関係者だ。

「辞職した薗浦元議員は、麻生さんの腹心中の腹心であり、麻生派の中でも中核を担っていた人物。党本部の中でも、麻生さんに配慮して5区には麻生派の議員を当てる、という雰囲気が当初はあったんです。ただ、どういうわけか県連は公平を期すという意味で公募という形をとった。実に72名の応募があったのですが、県連内では『どうせ出来レース。わざわざ公募する必要があるのか』という不満の声が聞こえてきていました」

千葉県連は2月10日に候補者を10名に絞り、21日に元国連職員・英利アルフィヤ氏(34)の擁立を決定している。選出の背景には、ある大物政治家の存在があったという。

「英利氏を強烈に後押ししたのは、河野太郎デジタル大臣です。米・ジョージタウン大学の後輩にも当たる英利氏を可愛がっているのは党内でも広く知られている。34歳という年齢や国連職員、5ヵ国語を操るという経歴も踏まえて、『国際的に活躍できる人材だ』と手放しに褒めていましたね。他の候補者の名前も挙がっていましたが、最終的には河野さんのゴリ押しで千葉に縁もゆかりもない英利氏に決まった形です」(同前)

昨年の参院選挙では全国比例から出馬した英利氏だが、当選ラインには及ばなかった。経歴抜群の英利氏に期待の声がある一方で、不安視する向きも少なくないという。自民党のベテラン秘書が明かす。

「新疆ウイグル自治区出身の両親を持つ英利氏ですが、政治信条には謎な部分が多い。もともと中国と近い河野太郎さんが強烈にプッシュした、という点も不可解です。一部議員の間では、情報管理の面から擁立を疑問視する声もありました」

一向にまとまらない野党と、足元の定まらない自民党。はたして、千葉の有権者は誰を選ぶか。

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