「すごくショック」…WBC辞退で傷心の鈴木誠也「それでも今季不安ナシ」の愛妻のスゴい献身行動
「本当に悔しいです。そこに合わせてずっとやってきていたので……。日本のチームでやることも楽しみでしたし、すごくショックでいます」
3月1日(日本時間)にキャンプ地の米国アリゾナ州で報道陣の取材に応じたカブスの鈴木誠也(28)は、こう語り残念がった。鈴木は2月26日に行われた試合前の打撃練習中、左脇腹に違和感を覚える。痛みは徐々に増し、くしゃみができないほどに。WBC侍ジャパンの中軸打者として期待されていたが、無念の辞退となった。
「今後はリハビリに専念するようです。鈴木にとってWBCも大事でしょうが、3月31日のメジャー開幕までにケガを治すことも重要でしょう。侍ジャパンへの参加辞退は、苦渋の決断だったと思います」(スポーツ紙担当記者)
日本人メジャーリーガーの夫人たちと……

今季に暗雲がたちこみ始めた形の鈴木だが、周囲は意外とポジティブだという。
「愛妻の畠山愛理さんの存在が大きい。誠也も今は精神的に落ち込んでいるでしょうが、愛理さんのサポートでスグにたち直りますよ」(同前)
2人が結婚したのは19年8月だ。愛理さんは、新体操フェアリー・ジャパンのメンバーとしてロンドンとリオの2度の五輪に出場したアスリート。引退後は、モデルやスポーツキャスターとしても活躍している。
「誠也がメジャーに挑戦したのは、愛理さんの影響が多分にあると思います。ハッキリと意識したのは、19年に行われた『プレミア12』の時だったとか。新体操選手として海外生活の経験も豊富な愛理さんと結婚し、誠也自身も侍ジャパンで世界の舞台で戦う機会が増え意欲が高まったのでしょう。もっとスケールの大きな選手になりたいという思いが、強くなったそうです」(スポーツジャーナリスト)
愛理さんは、鈴木のメジャー挑戦を献身的にサポートする。日本人メジャーリーガーの夫人たちから、アドバイスを受けるようになったのだ。
「西武の松井稼頭央監督の妻・美緒さんとはラジオで共演し、『ずっとお会いしたい方でした』とすっかり意気投合。料理上手の美緒さんのレシピやメジャー時代の経験など、助言をもらう関係だそうです。ヤクルトの青木宣親の妻で元テレビ東京アナウンサーの佐知さんや、カープの先輩でツインズの前田健太投手の妻・早穂さんらともSNSで交流しています。夫を支えるために真剣なのでしょう」(同前)
愛理さんはアドバイスを受けるだけでなく、自ら積極的に動く。
「英語を学び直し、料理を習っていたとか。米国で日本の文化を紹介するために、着付けや陶芸も猛勉強したそうです。アスリートとして海外での試合も数多くこなしているせいか、メンタルのコントロールがとてもうまい。誠也にとっては、本当に頼れるパートナーなんです」(同前)
WBC辞退は侍ジャパンにとっては痛手だが、愛理さんがいれば問題ない。ケガさえ治れば、今季の鈴木は昨季以上の活躍ができるはずだ。









撮影:香川貴宏