言い訳だらけで反省ゼロ…薗浦健太郎・前衆院議員 支援者に送った「詫び状」の呆れた中身 | FRIDAYデジタル

言い訳だらけで反省ゼロ…薗浦健太郎・前衆院議員 支援者に送った「詫び状」の呆れた中身

昨年12月に政治資金規正法違反で議員辞職したが……

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昨年11月末、報道陣の取材に応じる薗浦氏。同年12月に議員辞職、現在は地元千葉の事務所も閉鎖している
昨年11月末、報道陣の取材に応じる薗浦氏。同年12月に議員辞職、現在は地元千葉の事務所も閉鎖している

ここに〈お詫び〉と題されたA41枚の手紙がある。差出人は、今年1月に政治資金規正法違反で有罪が確定した薗浦(そのうら)健太郎・前衆院議員(50)だ。

「2月初旬、支援者に郵送されてきたもので、中には詫(わ)び状と彼の弁護人が東京簡裁に出した意見書の下書きが入っていました。支援者に対して詫びてはいるものの、結局、秘書の責任だと言っているように見え”反省ゼロ”。非常に残念です」

そう話すのは千葉県に住む男性だ。

薗浦氏は当選5回の元自民党議員(麻生派)。自身が代表を務める資金管理団体と自民党千葉県第5選挙区支部の’18年から’20年分の収支報告書の中で、パーティ収入などを実際より約4000万円も少なく記載し、東京地検特捜部が捜査をしていた。昨年12月に議員辞職。今年1月には、罰金100万円と公民権停止3年の略式命令が確定している。
 
「薗浦氏は読売新聞出身で、記者や広報を経験。麻生太郎総務相(当時)の政策秘書を経て、’05年に初当選。首相補佐官や党副幹事長の経験もあり、一応、期待された人物だった」(全国紙政治部記者)
 
地元後援会の関係者は「結局詳しいことが何もわからない」と憤(いきどお)る。 今回、支援者に送り付けた詫び状には、その経過の一端が、「秘書のせいだ」と言わんばかりにこう綴(つづ)られていた。
 
 
〈調査の過程において、退職した元秘書に長年に渡り(原文ママ)、私に報告もなく、退職後も給料と称して毎月数十万円が支払われていたこと〉 〈パーティーの収入のうち、600万円以上にわたるお金が現金化されて、秘書の自宅に持ち帰られていたこと〉
 
本人に詳しく話を聞くため、本誌は薗浦氏の自宅を何度か訪ねたが応答はなかった。薗浦氏の辞職に伴って4月に行われる補選で、党は元国連職員を公認候補としたばかり。補選を控え、薗浦氏は支援者に詳細な説明をすべきではないか。
 
薗浦氏が送った「詫び状」。「ベテラン秘書の説明を受け入れてしまった」など、秘書についての記述ばかり
薗浦氏が送った「詫び状」。「ベテラン秘書の説明を受け入れてしまった」など、秘書についての記述ばかり
  • 取材・文/甚野博則(ノンフィクションライター)PHOTO毎日新聞社/アフロ(薗浦氏)

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