六代目山口組・髙山清司若頭や弘道会の野内正博若頭が参列…錚々たる面々が「名古屋の郊外」に現れた訳 | FRIDAYデジタル

六代目山口組・髙山清司若頭や弘道会の野内正博若頭が参列…錚々たる面々が「名古屋の郊外」に現れた訳

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葬儀に参加した関係者たち。参列者たちが見守る中、式はしめやかに執り行われた
葬儀に参加した関係者たち。参列者たちが見守る中、式はしめやかに執り行われた

愛知県名古屋市の郊外にある葬儀場が、物々しい雰囲気に包まれた。

行われていたのは、六代目山口組の直系で、名古屋市に拠点を置く「司興業」副組長の梶田欣児氏(本名・梶田欣次)の葬式だ。3月5日の昼過ぎ、のどかな風景に似合わない屈強な男たちが続々と葬儀場に集まってきた。愛知県警の私服警察官が数名、ビデオやカメラを持って巡回するなど、周囲はただならぬ雰囲気に包まれていた。

「司興業は、六代目山口組の司忍組長が1960年代に立ち上げた団体で、’15年には六代目山口組の二次団体に昇格するなど、深い繋がりを持つ組織です。そのナンバー2である梶田さんは、東海地域で大きな影響力を持っていた。1990年代前半に弘道会と地元暴力団勢力の間で起きた『名古屋抗争』で大きな功績を挙げ、その後も司興業の中心人物として、存在感を発揮してきました。組員からの信頼も厚く、常に先頭に立って指揮を執ることから『総指揮官』なんて呼ばれていましたよ。

葬儀には司興業の森健司組長や弘道会のナンバー2である野内正博若頭らが参列。13時半から執り行われ、大きなトラブルもなく14時半前には終了しました。武闘派でならした梶田さんらしく、式場では映画『ゴッドファーザー』の『愛のテーマ』が流れていましたね」(式に参加した関係者)

亡くなった梶田副組長の遺影。その貢献度の高さから、多くの組関係者が式場に足を運んだ
亡くなった梶田副組長の遺影。その貢献度の高さから、多くの組関係者が式場に足を運んだ

前日に行われた通夜には、六代目山口組の髙山清司若頭や竹内照明若頭補佐も参加したという。他にも山口組傘下の5つの団体の組長や会長が参列するなど錚々たる顔ぶれが並んだ。さらに2日間で合わせて300人が足を運んだという。

梶田の死去を受けて、東海地域の情勢に変化が起こる可能性はあるのか。暴力団事情に詳しいジャーナリストの成田俊一氏が解説する。

「司興業は六代目山口組の直系組織です。梶田さんが亡くなったことは大きいですが、だからといって組織力が揺らぐことはないでしょう。むしろ、彼の死によって団結力が高まっているくらいです」

東海地域における一つの歴史の転換点となった今回の葬儀。このまま何事もなく、平穏な日々が続けば良いのだが……。

  • PHOTO川柳まさ裕

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