裸の上半身、藤浪との2ショット…大谷翔平「転機となった高校2年のケガ&初々しい丸刈り」写真
度肝を抜かれたファンも多いだろう。
3月6日に京セラドームで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の阪神との強化試合での、侍ジャパン・大谷翔平(28、エンゼルス)の一打だ。タイミングを外されヒザをつきながら、片腕でバックスクリーンへ。次の打席でも、2打席連続となる豪快な3ラン本塁打をはなった。
「本人は時差ぼけの影響で本調子ではないと言っていますが、3月9日の初戦(中国戦)に向けなんの不安もありません。いまや大谷は、日本だけでなく世界を代表するスーパースター。WBCでの活躍が待ち遠しいです」(スポーツ紙担当記者)
異次元の活躍をする大谷。『FRIDAY』は花巻東高(岩手県)や日本ハム新人時代の、貴重な「デビュー前」の姿を抑えていた。『FRIDAYデジタル』が2021年7月16日に配信した記事では、高校時代に転機となったケガを紹介している。初々しい秘蔵写真とともに、世界をせっけんするスターの素顔を振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。
まったく投球練習ができない
「大谷の原点は高校3年にあります。あの時、飛躍的に成長したからこそ世界で活躍できる今がある。このまま進化し続け、野球の常識をどんどんくつがえしてほしい」
こう高校時代の知人が語る「原点」とは、なんだろうか。
「大谷は高校2年の夏に、左股関節を痛めたんです。それから翌年の春まで、まったく投球練習をしていません。ひたすら体力増強に努めていました。朝はどんぶり飯3杯、夜は7杯は食べていたかな。おかげで細かった身体は85kgまで増量。140kmそこそこだった球速は、150km以上出るようになったんです。
下半身が安定したため、制球力も各段にアップしました。打撃練習では『パキーン!』と、エゲつない音を出して柵越えを連発するようになったんです」(同前)
ライバル心も強かったようだ。特に同い年の大阪桐蔭のエース・藤浪晋太郎(現・アスレチックス)は、強く意識していたという。別の知人が話す。
「普段はおっとりしているんですが、マウンドに上がると目の色が変わるんです。藤浪とは同じ高校日本代表のメンバーでしたが、意識し合う良きライバルだったんですよ。当時から、常々『メジャーに行きたい』と言っていました。有言実行で大活躍する友人を、地元の仲間たちは誇りに思っています」
プロ野球のスターから世界を驚かす怪物へ――。進化を続ける大谷は、WBCでどんなプレーをみせファンを驚かせてくれるのだろうか。
撮影:霜越春樹 荒川祐史