<figure id="attachment_299427" aria-describedby="caption-attachment-299427" style="width: 5472px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="08444fab"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/KR65099re.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-299427" class="wp-caption-text">取材に応じたセラピストのYOHITOさん。業界最大手の「秘密基地グループ」の中でも、トップクラスの人気を誇る</figcaption></figure>
「やはり多くの女性は性への興味がありますから、女性風俗のことを密かにネットで調べたりしているようです。とはいえ実際に利用するとなると心理的なハードルは高い。しかし近年、自らの体験談を女性がSNSやYouTubeで発信するようになり、そのハードルがドンドン低くなっていると思いますね」
こう話すのは女性風俗店・東京秘密基地本店の東青新太郎店長だ。女性専用の風俗はここ数年、非常に活況を呈している。大手風俗情報サイトを見ると’18年ごろから増え始め、’23年２月時点で、都内だけでも100店舗を超えた。
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実際、東京秘密基地本店をフラッグシップ店とする「秘密基地グループ」も急拡大を続けており、創設７年で全国に80店、所属するセラピストは1000名を超えるまで成長している。女性たちは何を求めて女性風俗を利用するのだろうか。最高売り上げ600万円、予約件数は全国１位となる月100件ものオファーをこなすという東京秘密基地本店のトップセラピスト・YOHITOさん（31）にその実態を聞いた。
「僕の場合、30代半ばから40代半ばで、ご夫婦で利用される方が多いです。だいたいご主人などパートナーがいらっしゃる方ですね。テクニックを売りにしているので、そこを求めて僕を指名してくれる感じです」
意外なことに夫婦で利用する客を多く抱えるというYOHITOさん。指名理由は、技術について指示を仰ぐためだという。
「お客さんの多くは僕との体験をパートナーとの行為に応用しているんです。結局、セックスレスのカップルってすごく多いのですが、大きな原因は女性が満足できないからなんです。ボクはそのためのドクターみたいなものですね。『方法がわからないので教えてください。先生！』とか言葉遊びされてます（笑）。お客さんから『レスが解消された』という報告をもらうと、冗談ではなく社会に貢献しているような気持ちになります」
YOHITOさんの顧客の場合、女性風俗に行くことに関して、パートナーの了承をもらっているケースもけっこうあるという。さらに「奥さんの相手として、旦那さんから指名されたこともあります」というから驚きだ。
ただYOHITOさんは少し珍しいセラピストのようで、東京秘密基地本店の場合、利用者の半数は20代の女性だそう。彼女たちはカジュアルに風俗を活用しているとのことで、今の若い世代は、性風俗には抵抗がなくなってきているようである。
<div data-friday-nextpage-lead="仕事の中で「一番大切なこと」"></div>
<figure id="attachment_299429" aria-describedby="caption-attachment-299429" style="width: 3408px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1d8e0065"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/KR65135re.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-299429" class="wp-caption-text">懸念点としては、やはり「身バレ」のリスクがあるという。現在の職場を選んだ理由も、そのリスクが低いからだと明かした</figcaption></figure>
女性風俗のセラピストにとって最大の悩みは顧客から“マジ恋”されてしまうことだ。ルックスもよく、肌と肌がふれあう状況の中で、セラピストを本気で好きになってしまう女性は多いという。その恋はほぼゴールにはたどり着けないものなので、女性の気持ちをかわすテクニックがセラピストには必要になる。
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「僕にすごく惚れてくれるお客さんってときどきいます。接しているうちになんとなくわかるので、そういうお客さんには『自分はあくまでも仕事でやってるんだから』とちゃんと説明します。僕はこうやってあらかじめ予防線を張って距離感を保つようにしてますが、この問題はみんな苦労していると思います」
恋愛感情はそこにズレが生じると一転して憎しみに変わることが往々にしてある。トラブルを避けるためにも女性に心の傷を負わせないという事もセラピストにとって重要な技量の一つ。軽い気持ちではできない仕事なのだ。
「結局この仕事、相手の事を想いやることが一番じゃないでしょうか？　矛盾する話なんですが、テクニックは必要だけど下手でもいいんです。誠実にやっているところに好感を持ってくれる女性も多い。『非日常を味わいたい』ということでお客さんは来てくれているので、誠心誠意を尽くして、お姫様のように扱ってあげればそれはお客さんにとって非日常になるんです」
快楽を求めている、という点では男も女も一緒に見えるが、その根底にあるものは全く違っているのかもしれない。東青店長はこう言う。
「私の前職はソープの店長でしたが、男性と女性では全く違っています。女性も男性と同じく風俗への入り口は性感なんですよ。でも最終的には心が満たされないと女性は幸せを感じられない。ですから、性感を通じて女性の心を満たすためには何をしないといけないのか、ということがセラピストの仕事になってくるのかなと思ってます」
“心まで満たされる”サービスを求める女性たちがいる限り、セラピストたちは今日も、その願いに応え続ける。
<figure id="attachment_299428" aria-describedby="caption-attachment-299428" style="width: 5472px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="47df2efd"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/KR65193re.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-299428" class="wp-caption-text">取材中は常に笑顔を絶やさなかった。人当たりもよく、取材を行った男性記者でさえ、惚れ惚れとする場面があった</figcaption></figure>

1987年生まれ。エステ業界に16年勤務し、その後、女性風俗業界の店舗コンサルやマーケティングに3年にわたり携わる。現在は「findom」の広報活動から女性風俗情報サイト「FEMTASY」の運営まで幅広く活躍する

金田カナ

小松寛之

取材に応じたセラピストのYOHITOさん。業界最大手の「秘密基地グループ」の中でも、トップクラスの人気を誇る 「やはり多くの女性は性への興味がありますから、女性風俗のことを密かにネットで調べたりしてい

最高売上は月600万円！予約件数は全国1位の100件超え…人気セラピストが語る「女性風俗の現実」

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