「ルフィ強盗団」に関わったら一家一門まで厳しく処罰…!ヤクザ組織が出した異例「通達文」の衝撃文言 | FRIDAYデジタル

「ルフィ強盗団」に関わったら一家一門まで厳しく処罰…!ヤクザ組織が出した異例「通達文」の衝撃文言

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昨年12月、六代目山口組の「事始め式」に参加した司忍組長。ヤクザ組織も「ルフィ強盗事件」には注目しているとされる
昨年12月、六代目山口組の「事始め式」に参加した司忍組長。ヤクザ組織も「ルフィ強盗事件」には注目しているとされる

“ルフィ”などのコードネームを用い、全国で広域強盗事件を指示していたとされる男らが逮捕されてから1ヵ月あまりが過ぎた。警視庁はいま、事件の全容解明に向け取り調べを進めている。

「全国で多発していた強盗事件の首謀者とされているのは、渡邉優樹容疑者(38)、今村磨人容疑者(38)、小島智信容疑者(45)、藤田聖也容疑者(38)の4人です。このうち、『ルフィ』を名乗っていたのは今村容疑者と見られています。渡邉たち4人は秘匿性の高いテレグラムというSNSアプリを使い、フィリピンの入管施設から犯行を指示。4人は2月9日までにフィリピンから日本へ強制送還、逮捕されました。警視庁は2月に今村、藤田、3月に渡邉、小島をそれぞれ特殊詐欺の窃盗容疑で再逮捕し、事件の実態解明を進めています。東京、神奈川、埼玉、茨城、栃木、広島、山口、京都と、4人はまさに全国各地で発生した強盗事件に関与していたと見られています」(全国紙社会部記者)

1都1府6県を跨ぐ一連の強盗事件は日本中を震撼させたが、実はその影響はヤクザ業界にまで及んでいる。ある暴力団関係者はこう話す。

「一連の事件の関係先として、渡邉たちの出身地である北海道の組が疑われていたのは確か。業界内では、渡邉が特殊詐欺を行っていた時代に手伝っていたとされる東京のある組の名前も挙がっていた。いずれも実際に犯罪グループと関連があったのかは不明だが、山口組上層部も渡邉らと組との接点や関係性について独自に調査を行っていたと聞いている。それだけ無視できない事案だったということ。ヤクザの世界でも事件は注目されていた」

それだけに、ヤクザのなかには「闇バイト禁止令」を出す組織まで現れているという。FRIDAYデジタルは関東の暴力団を束ねる有力団体が出したとされる「通達書」を入手。そこには、

〈最近報道されている強盗 特殊詐欺事件等の事案が有りますがこの様な事件に加担した者が居た場合又は接触を持ったりした者が居た場合は当人は元より一家一門まで厳しく処罰する(原文ママ)〉

と記されている。

なぜ、わざわざこんな通達を出したのか。

「ヤクザへの取り締まりが厳しい昨今、もし組員が事件に関与しているとなればトップの使用者責任まで問われかねない。今回のような世間の関心度が高い事件だと、警察も本気になっているだろうからね。どの組織も事態を重く見ているのは間違いない。通達書はルフィの事件とわかるように書いてあり、『関わるな』とはっきりと忠告している。少なくとも今は絶対に手を出してはいけないシノギということ」(同前)

実際、「通達書」は、

〈この件に関しましては各地区総責任者より各一家に厳しく御指導して頂きます様宜しくお願い致します(原文ママ)〉

と結んでおり、警戒度の高さが窺える。

渡邉の元部下だった人物が、犯罪グループの内情について語る。

「ボス(渡邉)の下で働いていたとき、グループ内にヤクザがいたことはある。ただ、ボスがヤクザに使われていたというのは聞いたことがない。むしろボスは、『あいつらは何もできない』とヤクザを下に見て、便利に利用していた」

ヤクザのシノギにまで影響を与えた一連の広域強盗事件。暴力団の関与も含め、捜査の進展が待たれる。

関東の暴力団組織を束ねる有力団体が出した「通達書」
関東の暴力団組織を束ねる有力団体が出した「通達書」
  • 写真(1枚目)濱﨑慎治

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