『ワイドナショー』卒業の松本人志 独占スクープした本誌だけが知る「本当の降板理由」
〈だんだん色々、ストレスをためる番組になってきてしまったのは否めなくて……〉
言い淀みながらも、自身の考えを明かしたのはダウンタウンの松本人志(59)だ。3月19日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)にて、約9年半にわたり出演してきた番組からの卒業理由を説明した。
本誌が2月23日に報じた松本人志の『ワイドナショー』降板。記事内ではその理由について「切り取り記事への不快感」を周囲に洩らしていると報じた。実際に卒業の挨拶では、「キリトリ記事禁止」と書かれた表示を指して、次のように語った。
〈内容がちょっとそういうことじゃないからなとか、そこで終わるのかいとか、そういう書き方するとむしろ逆に伝わるぞとか、番組の記事や見出しだけで見た人が傷つくようなことを書かれて、それで大分疲れて疲弊していったことは間違いないですね〉
番組内では「ネットニュースが何とかなればね、また戻ってきたいものはありますが、なくなることはないからね」と寂しそうに本音を洩らした松本。その理由について、改めて芸能プロ関係者が語る。
「松本さんはかねてから切り取り記事への不満と、それにともなって『ワイドナショー』出演が億劫になっていると周囲にこぼしていました。今でこそ芸能界の頂点の存在となっていますが、もともと松本さんは、『芸能界で天下を取りたい』といった欲はない方です。そんな中で発言力のある立場になってしまい、さらにその内容が意図せず報じられることに、我慢ができなかったのでしょう」
今回の卒業に踏み切った背景には、「引退」を見据えた強い想いもあるという。
「松本さんは自身の引退が近いことも語ってきました。実際に2月24日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では『早ければ2年、遅くても5年』と明言しています。そんな中で、世話になったスタッフや、中居さん(正広・50)のような気心の知れた仲間との番組を優先したい思いもあったのではないでしょうか。実際に4月からは、同じフジテレビで『まつもtoなかい』が始まります。それも、今回の卒業に踏み切った一因でしょう」(同前)
番組の最後は「(裏番組の)『サンジャポ』のみなさん、来週からは(視聴率で)ぼろ勝ちすると思う。僕が抜けたワイドナショーは屁みたいな番組だと思う」と松本節で締めくくった。一つの契機を迎えた中、今後の松本の動向に注目が集まる。
- PHOTO:坂口靖子