<figure id="attachment_301805" aria-describedby="caption-attachment-301805" style="width: 1899px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="0d1787d7"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/KR65216.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-301805" class="wp-caption-text">志村さんとの大切なツーショット写真を持ってほほ笑む早紀さん。「志村さんは寂しがり屋で深夜に大量のメッセージを送ってくることもありました」と話す</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「お会いしたい気持ちは、少しも失(う)せません。振り返れば楽しい思い出ばかり。亡くなられて３年が経(た)つのを機に、志村さんの本当の思いを知っていただきたいと考え、今回お話することにしました」</span></p>
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<p>こう語るのは、天才コメディアン・志村けんさん（享年70）と真剣交際していた早紀さん（仮名、28）だ。新型コロナウイルス感染による肺炎で、志村さんが亡くなったのは’20年３月29日。日本中が悲嘆に暮れた無念の死から、まもなく３年が経つ。志村さんが東京・麻布十番（港区）で多くの女性と浮き名を流してきたのは有名な話だが、早紀さんによると背景には「ある願望」があったという。最愛の女性が明かす、志村さんの「切ない終活」だ――。</p>
<p><span class="strongInContent">「志村さんとの出会いの場は、私がスタッフとして働いていた麻布十番のガールズバーです。’17年２月から働き始めた初日には、こんな出来事がありました。私がトイレに行って席を外した時に、志村さんが偶然近くに。『かわいいね』と言って、私の唇に突然キスしてくれたんです。私は以前から志村さんに憧れていたので、舞い上がってしまいました。連絡先を交換すると、志村さんから頻繁にショートメールが入るようになります」</span></p>
<p>志村さんからは「久しぶりの恋心」「おやすみなさいチュウ」など、率直なメッセージが送られてきたという。ほどなくして、二人で食事をするようになる。</p>
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<p><span class="strongInContent">「志村さんが通うリラクゼーションスパに行ったり、麻布十番の焼き鳥屋さんやお寿司屋さんでよく食事をしていました。スパの個室では男女関係を求められましたが、お断りしました。志村さんに叱られたのは、３度目にお会いした時です。『二人で会っているのに、そういうコトをしないのはどういうつもりだ』と。私は志村さんに好意を持っていたので、こう言って謝りました。『すみません。（男女関係ではスパではなく）お部屋に行くものだと思っていました』」</span></p>
<h2>「子供を産んでほしい」</h2>
<p>志村さんが遊びではなく本気で自分と交際しようとしていると、早紀さんが感じたのはその日のことだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「食事の後、近くの高級マンションの一室に連れて行かれたんです。部屋は家具が揃(そろ)いすぐに住める状態でした。志村さんは『良かったら使っていいよ』と言ってから、真剣な表情でこう続けます。『オレの子供を産んでほしい』と。私は嬉しくて『ハイ、産めます』と答えました」</span></p>
<p>だが直後に騒動が起きる。早紀さんが志村さんとのツーショットをLINEのアイコンにしていたのを、勤めていたガールズバーのオーナーが発見。大事なお客さんと店外で会い、親密な関係になるとはどういうことだと激怒されたのだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「バーは志村さんの行きつけです。オーナーからは、私のネガティブな話を聞いたと思います。芸能界の大御所として、トラブルを避けたい思いもあったでしょう。少しずつ距離ができてしまいました」</span></p>
<p>バーを辞め、志村さんと男女のパートナーでなくなっても、心を許した友人としての関係は続いた。</p>
<p><span class="strongInContent">「よく女性との華やかな交際が報じられる志村さんですが、私への言動から結婚を念頭に置き、死ぬまで一緒にいてくれる人を真剣に探していたのだと思います。残りの人生はそう長くないのだから、今のうちに子孫を残したいと。実は、私は交際クラブに所属し多くの女性と知り合いでした。交際クラブの件は話しませんでしたが、志村さんに最愛の人を見つけてもらおうと、好みのタイプと思われる女性をたくさん紹介したんです」</span></p>
<p>だが、その場は盛り上がっても、交際に発展するケースはまれだったという。例外となったのは奈緒さん（仮名）だ。</p>
<p><span class="strongInContent">「トラブルになってはいけないので、志村さんと女性たちとのLINEなどは見ていました。奈緒さんとのやりとりだけは違った。他の女性にはビジネスライクなメッセージが多かったのですが、奈緒さんへは私に送ったように、自分をさらけ出すような言葉が並んでいました。彼女は『ずっと一緒にいてくれないか』とか、『オレのマネージャーになってくれ』とも言われたそうです。二人は、志村さんがコロナを発症する６日前にも麻布十番でデートをしています。一緒になることを本気で考えていたのでしょう」</span></p>
<p>だが、志村さんは感染症で倒れ念願がかなうことはなかった。「志村さんは女性に常に誠実だった」と話す早紀さん。目をつぶれば、今でもハニカんだ志村さんの笑顔が思い浮かぶという。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="志村けんさんとロングヘア美女が…"></div>
<h3>死ぬまで一緒にいてくれるパートナーを求めて――</h3>
<p><a href="#" data-ident_hash="b15a9162"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/98d302aa7a5a2fcc00d7f4e9a261ab5c.jpg" alt=""></a></p>
<p><a href="#" data-ident_hash="22cf4db0"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/cef65e77ed83f72b4073722009012ba5.jpg" alt=""></a></p>
<figure id="attachment_301806" aria-describedby="caption-attachment-301806" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f545283d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/9e024512a8e16f9ca9a90ce56410a11f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-301806" class="wp-caption-text">女性たちとは麻布十番で食事をすることが多かった志村さん。テレビの印象と違い物静か。帰ろうとする女性をムリに引き留めることもなく紳士的だったとか</figcaption></figure>
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<p><a href="#" data-ident_hash="2995b230"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/07de4bc31d678a642b268ef9857bf2a3.jpg" alt=""></a></p>
<p><a href="#" data-ident_hash="078a1e22"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/5f02d58fc50a8d6be9ec09ce50b7364f.jpg" alt=""></a></p>
<p><a href="#" data-ident_hash="be29f699"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/db71bd440d03bfd6f84bd20f2b9c5cf0.jpg" alt=""></a></p>
<p><a href="#" data-ident_hash="78f1d3c7"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/778a03bc9dc1ba251c322411095de096.jpg" alt=""></a></p>
<p><a href="#" data-ident_hash="22d584ed"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/480ed102f7e3f7831610855000dec12e.jpg" alt=""></a></p>
<figure id="attachment_301811" aria-describedby="caption-attachment-301811" style="width: 1811px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="554af301"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/f848847a4ff536ac21a49196f67ecacb.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-301811" class="wp-caption-text">早紀さんが紹介した女性たち。大学生やモデル、エステティシャンなど属性はバラバラ。志村さんが行きつけのスパに行ってから食事をするのがパターンだった</figcaption></figure>
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<p>『FRIDAY』2023年3月31日・4月7日号より</p>


早紀さん提供　小松寛之（1枚目）

日本中が"志村けん"の無念の死に悲嘆に暮れ、まもなく３年が経つ。最愛女性が今だから明かした寂しき天才コメディアンの「切ない終活」とは。志村が切に願っていた「願望」とは一体！？

志村けんさん　最愛女性が今だから明かした「寂しき天才コメディアンの”切なすぎる終活”」

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