5人全員が正ヒロイン！4月からアニメ開始の新感覚ラブコメ『女神のカフェテラス』の豪華すぎる声優陣

漫画『涼風』『君のいる町』の作者・瀬尾公治氏の最新作『女神のカフェテラス』の勢いが止まらない。週刊少年マガジンで６作品目となるラブコメの名手が手掛ける今作は、普通の漫画ならば“正ヒロイン”になるであろう５人の個性豊かな女の子たちが登場する正統派ラブコメだ。

主人公は、亡くなった祖母が遺した三浦海岸にある喫茶店「Familia」に帰ってきた東大生・粕壁隼（かすかべはやと）。赤字経営の店を畳み、駐車場にして夏場の小遣い稼ぎにするつもりで３年ぶりに家に帰った隼は、いきなり下着＆全裸の美女５人に遭遇し、空き巣と間違われて捕まってしまう。最悪の出会いとなったが、これまで通り共同生活をしたい５人は、隼を思い留まらせようと、あの手この手の色仕掛けで迫るというのがあらすじだ。

一番の魅力は、“５人全員が正ヒロイン”というコンセプトである。出番は基本的には平等で、５人とも美点もあれば欠点もある。４月から放送開始となるアニメでは、それぞれのキャラクターに合った声優たちが、さらにその魅力を引き立たせる。

たとえば「第１回人気投票」で１位に輝いた小野白菊は、家事が得意で清楚な雰囲気だが、お酒で酔っぱらうと、“ドスケベ女”に豹変して隼を襲うギャップがたまらない。演じる和氣あず未は、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の片桐早苗や『ウマ娘 プリティーダービー』のスペシャルウィークを演じた、今、最も勢いのある声優の一人。キャピキャピした女の子から落ち着いたお嬢様風の声まで対応できる演技の幅広さを、本作でもいかんなく発揮してくれそうだ。

クールで大人っぽい立ち振る舞いと、隼を優しく包んでくれるような包容力を持つ鳳凰寺紅葉を演じるのは瀬戸麻沙美。ガールズバンドのボーカルを務める紅葉だが、『ちはやふる』の主人公・綾瀬千早役でエンディングを歌うなど、演技力と歌唱力バツグンの瀬戸ならばまさに適任。やや低いアルトの聞き心地の良い声で、癒し的な存在になるかもしれない。

ほかにも、隼が「Familia」で最初に出会う美少女である幕澤桜花を演じる青木瑠璃子や、典型的な“脳筋ムスメ”である鶴河秋水役の鈴代紗弓、人気投票で第２位だった月島流星を演じる山根綺など人気の若手実力派がズラリと並ぶ。

隼に自分を重ねて推しと疑似恋愛を楽しむもヨシ。第三者目線で彼らの恋愛模様の行き着く先を予想して楽しむもヨシ。自分の推しを見つけて、アニメも漫画も楽しんでほしい。