〈裏切り者〉〈大金泥棒!〉…中国・女子金メダルの救世主が一転「10ヵ月ぶり帰国も」猛バッシング | FRIDAYデジタル

〈裏切り者〉〈大金泥棒!〉…中国・女子金メダルの救世主が一転「10ヵ月ぶり帰国も」猛バッシング

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北京五輪後に人民大会堂前で獲得した3つのメダルを見せる谷(PHOTO:AP/アフロ)
北京五輪後に人民大会堂前で獲得した3つのメダルを見せる谷(PHOTO:AP/アフロ)

〈裏切り者〉

〈カネ目当ての大金泥棒!〉

中国のネット上で、猛バッシングを受けている女性がいる。昨年2月に行われた北京冬季五輪女子フリースタイルスキーで、金、銀3つのメダルを獲得した谷愛凌(アイリーン・グー。19)だ。それまで中国が、冬季五輪で獲得したスキー競技の金メダルは1つだけ。3つのメダル(ビッグエアとハーフパイプで金、スロープスタイルで銀)を量産した谷は、「中国の救世主」といわれた。なぜ国民的英雄が、大批判を浴びる事態になったのだろうか――。

まずは谷のプロフィールを紹介したい。

「米国人の父と中国人の母を持ち、’03年9月にカリフォルニア州サンフランシスコで生まれました。米国代表として世界選手権に出場したこともあります。スタンフォード大学でMBA(経営学修士)を取得。『グッチ』や『ルイ・ヴィトン』などのモデルとしても活躍しています。

そんな彼女が突然、中国への国籍変更を申請したのは’19年6月です。北京五輪に出場するためだとし、当時こう説明していました。『(米国でなく)中国のほうが私のホーム』と。中国では一躍、テレビ番組やCMに引っ張りだこの人気者になりました」(スポーツ紙担当記者)

20社以上の企業広告で100億円

モデルとしても活躍する谷(PHOTO:REX/アフロ)
モデルとしても活躍する谷(PHOTO:REX/アフロ)

中国は北京五輪で史上最も多いメダルを獲得する。金メダルは、過去最多の’10年バンクーバー五輪(5個)を大きく上回る9個。総メダル数は、同大会と’06年のトリノ五輪(11個)から15個と躍進したのだ。牽引役となったのが谷である。

「北京五輪後、谷の人気はさらに上昇します。20社以上の企業広告に出演することが決まり、契約金額は100億円近くに。中国当局からは、メダリストとして報奨金約115億円を受け取ったといわれます」(同前)

だがフィーバーぶりが一転。谷が一気にダークヒーローとなる事態が起きる。問題視されたのは、米国紙『USAトゥデイ』のインタビュー内での発言だ。

「〈五輪後は米国に戻りスタンフォード大学で勉強する〉と語ったんです。〈今後試合に出るかはハッキリ答えられない〉とし、中国代表として競技を続けるか明言しなかった。中国共産党の機関紙『人民日報』は、谷のインタビューを引用報道します。ネットはスグに反応。〈祖国を捨てるのか〉〈二度と中国に来るな!〉などと、批判的なコメントが溢れました」(中国在住ライター)

谷は言葉どおり昨年4月に米国に戻り、スタンフォード大学で学業を続けた。

谷が約10ヵ月ぶりに中国の土を踏んだのは今年3月のことだ。上海についたと、自身のSNSにジムでトレーニングする様子などをアップした。

「中国では谷に対する反発がいまだに強い。ネット上には〈よく戻ってきた〉と好意的なコメントもありますが、〈またカネをもらいにきたのか〉と手厳しい書き込みも多いんです。谷の訪中目的は不明ですが、中国で賛否両論が起きているのは間違いありません。彼女が今後どこの国を拠点にするかで、競技人生にも大きな影響が出るでしょう」(同前)

五輪金メダリストに起きた「米中問題」。中国では称賛と批判がないまぜの議論が、しばらく続きそうだ。

モデルとしても活躍する谷(PHOTO:REX/アフロ)
モデルとしても活躍する谷(PHOTO:REX/アフロ)
モデルとしても活躍する谷(PHOTO:REX/アフロ)
モデルとしても活躍する谷(PHOTO:REX/アフロ)
モデルとしても活躍する谷(PHOTO:REX/アフロ)
モデルとしても活躍する谷(PHOTO:REX/アフロ)
世界から注目された北京五輪での谷の演技(PHOT:AFP/アフロ)
世界から注目された北京五輪での谷の演技(PHOT:AFP/アフロ)
表彰台では満面の笑みをみせた(PHOTO:AFP/アフロ)
表彰台では満面の笑みをみせた(PHOTO:AFP/アフロ)
  • PHOTOAP/アフロ

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