木村拓哉「注目度NO.1」ドラマ『教場』に局内から漏れる「信長映画みたい〝評判倒れ〟も…」の不安
4月10日からスタートする月9ドラマ『風間公親—教場0—』(フジテレビ系)。木村拓哉にとっては’14年放送の『HERO』第2シーズン以来9年ぶりの〝月9主演〟とあって、注目度はピカイチだ。
「『教場』シリーズといえば、’20年、’21年と2年連続で新春の特別ドラマとして放送されました。木村さんは冷徹無比な警察学校の教官・風間公親役を熱演。白髪に義眼という、いままでの木村さんのイメージとは異なる役柄を見事に演じ切っていましたね」(テレビ誌デスク)
第一弾は平均15%、第二弾は13%と高視聴率を記録。そこで満を持しての連ドラ化なのだが、放送するフジテレビは、一抹の不安を抱いているという。
「今年1月に木村さんが主演で公開された映画『レジェンド&バタフライ』の興行収入が思わしくなかったことですよ。最終的には35億円から40億円と言われていますが、東映が20億円もの製作費をかけた大作ですからね……。
興収の半分は映画館が持っていきますから、正直、赤字かどうかギリギリのラインということ。大ヒットを狙った東映にとっては歯がゆい思いでしょうし、月9に木村さんを持ってきたフジテレビにも不安の声が聞こえてきますね……」(スポーツ紙記者)
思い出されるのは、この映画の〝前評判〟は抜群に良かったということ。織田信長役を演じた木村は、普段は出演しないようなバラエティー番組からイベントまで出まくり、映画をPRしていた。
「昨年11月に岐阜市で行われた『信長まつり』には木村さんも信長役で行列に参加。イベントには96万人もの応募が殺到し、実際に46万人もの観客が集まりました。
その模様は連日ワイドショーなどで報じられ、SNSでもその雄姿が拡散。その熱狂ぶりを〝さすがキムタク〟と、どのメディアも持ち上げていましたね」(女性誌記者)
PR効果は抜群で、映画への期待度は一気に高まったはず。それでも、フタを開けてみれば、赤字ギリギリのラインなのだから、〝評判倒れ〟と言われても仕方ないだろう。
「映画『レジェバタ』もそうですが、木村さんの場合は、テレビからスポーツ紙、女性週刊誌など、多くのメディアが彼を持ち上げる“提灯記事”が多くなりがちです。それにつられるように、〝期待大〟〝大ヒット間違いなし〟みたいな論調になるのですが、実は世間はもっとシビアで冷静に分析しているのかもしれませんね……」(ワイドショー関係者)
今回のドラマ『教場0』も何かと〝アゲ〟な記事がやたら目につく。フジテレビは放送直前の4月5日、6日と連続で『教場Ⅱ』の再放送をゴールデンで流すほど、気合が入っている。
今度こそ木村にとっても「フタを開けてみたら……」にならないことを願うばかりだが――。
- PHOTO:原一平