<figure id="attachment_305235" aria-describedby="caption-attachment-305235" style="width: 1166px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="533780b3"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/31948ea4f84e75adadebb8fb956885c4.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-305235" class="wp-caption-text">激励会を終え、足早に出口へ向かう坂本。一向に調子が上向かないためか、どことなく表情は冴えなかった</figcaption></figure>
<p>シーズン開幕直前の３月27日、帝国ホテル（千代田区）で行われた巨人の「激励会」には、選手や首脳陣ほか球団関係者ら約600人が集結していた。</p>
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<p>夜８時頃、約２時間に及ぶ会を終えた主力選手たちが、足早にホテルのエントランスに下りてきた。昨季復活を遂げた中田翔（33）と丸佳浩（33）の同級生コンビが談笑しながら歩いてきた後には、坂本勇人（34）が続く。少し崩したスーツ姿で現れたのは、復活が期待される菅野智之（33）だ。今季こその覚醒を誓うオコエ瑠偉（25）と並んで下りてきたのは、ＷＢＣでも活躍を見せた岡本和真（26）。新主将を任された重責からか、引き締まった表情だ。</p>
<p>「激励会」では原辰徳監督（64）が高らかにＶ奪還を宣言し、３月31日からの中日との開幕カードも幸先よく勝ち越した巨人ナイン……。だが実は、内部では早くも「不協和音」が鳴り響いているという。</p>
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<p><span class="strongInContent">「原監督にとっての一番の頭痛のタネは、何と言っても坂本です。コンディション調整のためにＷＢＣを辞退したのに、オープン戦では打率１割の絶不調。デーブ大久保・打撃チーフコーチ（56）すら、『正直、悪い』と番記者に漏らすほどその状態は深刻です」（スポーツ紙巨人担当記者）</span></p>
<p>坂本の現状は、もはや&#8221;調子&#8221;の問題ではないという。</p>
<p><span class="strongInContent">「腰の状態が相当悪く、バッティングのときに上手く回転ができないようです。それに加え、昨秋に発覚した女性スキャンダル以来、精神状態も心配されています。今季からは声出し応援も解禁されたので、甲子園なんかでは手厳しい野次も飛ぶでしょうしね。<br>
</span></p>
<p><span class="strongInContent">ショートの若手として、門脇誠（22）も台頭してきている。このまま坂本を&#8221;聖域化&#8221;すれば、間違いなく若手の不満は溜まる。『結局、坂本さんは特別なのか』と。シーズンの早い段階で原監督が&#8221;決断&#8221;を下さなければ、チームの団結は保てないかもしれません」（同前）</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="原監督も怒り心頭"></div>
<h2>原監督も怒り心頭</h2>
<p>原監督が頭を悩ませているのは、坂本だけではない。&#8221;元エース&#8221;の甥(おい)っ子についても、決断を迫られている。</p>
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<p><span class="strongInContent">「原監督が開幕投手を菅野に任せたかったのは間違いない。しかし結局、オープン戦で右肘の張りを訴え、二軍スタートになった。これには、原監督も『あれだけ時間を与えたのに』と怒り心頭でした。開幕前は戸郷翔征（23）とのＷエースなんて言われていたが、もはや菅野がエースの座に返り咲くのは難しい。自分の状況を受け止めて必死にならないと、ローテーションに戻ることすら厳しいでしょう」（巨人ＯＢ）</span></p>
<p>原監督はかねてから「実力至上主義」を謳(うた)っているだけに、打てない投げられない選手を重用すれば、チームは空中分解しかねない。開幕から好調の中田翔やオコエ瑠偉ら状態が良い選手もいるだけに、かつてチームの顔だった二人をどう扱うかに、今季の巨人の行方はかかっている。</p>
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<p><span class="strongInContent">「原監督は今季、３年契約の２年目。しかし実は、周囲には『（監督は）もういいかもしれない』と漏らしている。以前は『ずっとやり続けたい』と言うほどエネルギッシュだっただけに、これにはビックリしました。それだけ厳しい状況ということでしょう。いつも選手には『投げられない、打てない人をベンチに入れる余裕はない』と活を入れているけど、ナインに触発された様子はない。チームにはマンネリ感が漂っています」（同前）</span></p>
<p>今季の展望について、野球評論家の江本孟紀氏がピシャリと言う。</p>
<p><span class="strongInContent">「巨人の問題は、原監督に全部を任せすぎていることです。編成から現場の指揮まで全部やっている。育成が上手くいっていないけど、私からすればコーチは何をしているのという感じです。実績がある選手はいるけど、みんなシーズン通して活躍してくれるのか計算が立たない。可能性がゼロとは言えませんが、優勝は微かな希望でしょうね」</span></p>
<p>２年連続のＢクラスとなれば、暗黒時代の幕開けになりかねない。</p>
<figure id="attachment_305236" aria-describedby="caption-attachment-305236" style="width: 1321px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b14ec4d0"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/61985a1f3caf66b4b32a91d60a190bbc.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-305236" class="wp-caption-text">坂本とは対照的に、菅野はにこやかな表情で現れた。体重が増加しており、調整不足を心配する声もある</figcaption></figure>
<figure id="attachment_305234" aria-describedby="caption-attachment-305234" style="width: 1269px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="6a1c298d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/97971169e719cb4cd727e684756e3d20.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-305234" class="wp-caption-text">フォーム改造が功を奏したのか、開幕から２戦連続本塁打と絶好調の中田翔。この調子を続けられるか</figcaption></figure>
<figure id="attachment_305238" aria-describedby="caption-attachment-305238" style="width: 1237px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="ffa19752"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/b43cb9bd4ebd286dca32615a53aa4b9d.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-305238" class="wp-caption-text">新主将の岡本和真。WBCで活躍し凱旋帰国、巨人でも新主将を任されたとあって、表情は引き締まっていた</figcaption></figure>
<figure id="attachment_305237" aria-describedby="caption-attachment-305237" style="width: 1264px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e58f272a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/2000ddf80e5c6f77fa085c50d685bbb6.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-305237" class="wp-caption-text">４年ぶりの開幕一軍を勝ち取ったオコエ瑠偉。梶谷隆幸との熾烈なスタメン争いにも注目が集まっている</figcaption></figure>
<p>『FRIDAY』2023年4月21・28日号より</p>


西原　秀

巨人軍内部では早くも"不協和音"が鳴り響いているという。悩みのタネは元エース・菅野智之と元主将・坂本勇人だとか…原監督も怒り心頭のそのワケとは！？有識者が語る！


坂本、岡本、中田…「不協和音」が鳴り止まない読売巨人軍「激励会」終わりの主力メンバーを発見撮！

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