ガーシー容疑者が逮捕恐れ〝遊牧民〟に…「VS.国家権力」アピールで支援者獲得狙う
国会議員から〝おたずね者〟に転落したガーシー(東谷義和)容疑者が相変わらず注目を集めている。
俳優・綾野剛らを脅した暴力行為法違反(常習的脅迫)で逮捕状が出ている中、本人はUAE・ドバイで逃避行を続けている。外務省は旅券返納命令を出し、間もなく同容疑者は「不法滞在者」となる見込みだが、ドバイ当局の捜査いかんでは、そのまま逃げ切れてしまうような状況だ。
業を煮やした日本の警察当局は、ガーシー容疑者の母親が住む兵庫県内の実家を家宅捜索したり、ユーチューブ動画の収入を管理していた妹の口座を洗うなどプレッシャーをかけている。さらにガーシー容疑者の発信力を削ごうと、ツイキャスやTikTokを運営する会社にアカウントの削除を要請。間もなく2つは凍結された。
これに当の本人はというと、ツイキャスとTikTokが凍結されるや
「次はインスタですね」
とネタにするなど、強気な姿勢を崩していない。
「ガーシー容疑者は有料のオンラインサロン『GASYLE(ガシル)』を持っており、これは〝身内〟でサーバーを管理しているので、なかなか当局も手は出せない。
警察を刺激しないよう、暴露ネタは一旦中止しましたが、有料会員の数は万単位で残っている。収入源は確保されているので、まだ余裕があるように思います」(スポーツ紙記者)
当局はかねてガーシー容疑者の〝カネの流れ〟を調べてきた。マネーロンダリングなどの違法性が確認できれば、銀行口座を差し押さえるなどの措置も考えられるが
「現時点ではまだ解析しきれていないようだ」(テレビ局関係者)
という。
ユーチューブ配信者のコレコレ氏によると、次々とSNSが凍結される状況でもガーシーはいたって元気で、
「自分らで作った新しいプラットホームも始まる」
と告知。コレコレ氏は
「ガシッターとかガシキャスと、ガシトクとかが始まるらしい。新しいプラットフォームを作るから凍結なんか屁じゃない」
と分析した。
「新たな自前SNSがどこまで浸透するかはわかりませんが、ガーシー容疑者には熱烈な支持者がいるのも事実です。ガーシー容疑者は今回の件を『国家権力との孤独な戦い』という構図で見せたい。そうすることで支持者、つまりは金銭的に援助してくれる人が集まると考えています」(前出・スポーツ紙記者)
ガーシー容疑者は7日に『XX-Batsu2/バツ2』のユーチューブ動画に出演し、ツイキャスとTikTokの凍結に
「SNSデトックスできてるから、めっちゃ元気。LINEとかも全部やめようと思ってる」
とアピール。現在の生活拠点について
「今、新しいところに引っ越してきてね。場所は言わないですけど、UAEの中にはいますから。いろいろな都市があるなかで、いろいろなところに移動するっていうのをやっている」
と〝遊牧民生活〟を送っていることを明かした。
「居住場所を転々としているのは、逮捕逃れのため。同時にガーシー容疑者を支援している人物がいることも想定されます。
これが日本ならば協力者に犯人隠避罪をチラつかせてプレッシャーをかけるところですが、いかんせんドバイで起きたことで、協力者も日本に行く気がない人たちばかりなので、どうにもならない」(全国紙記者)
このまま逃げ切れてしまえば、日本の警察のメンツは丸つぶれ。国内外に
「犯罪者はドバイに行けばいい」
という印象を植え付けることにもなりかねない。まさに時間との戦いだ――。