『ガーシーch』の〝相棒〟逮捕で進む捜査　ガーシー容疑者の居場所特定と「さらなる逮捕者」も

警視庁は４月14日、ガーシー容疑者（本名：東谷義和）と共謀し、ジュエリーデザイナーの男性の名誉を傷つけたとして、名誉毀損等の疑いで逮捕状が出ていた池田俊輔容疑者をドバイから日本に帰国したところで逮捕した。

池田容疑者は先月24日に外務省から「旅券返納命令」を受け、パスポートの返納期限の14日だったことから、ギリギリに帰国し逮捕されたとみられる。ガーシー容疑者は12日付ですでにパスポートは失効した。

「池田容疑者は元大阪府警の警察官で今は会社経営者。『ガーシーch』を共に立ち上げ動画制作や編集も担当していた。

直接、名誉毀損をしたわけではないがガーシー容疑者の共謀者として逮捕状が出ていた。過去にガーシー容疑者の生配信中に誤ってコンセントを抜いてしまったことからガーシー容疑者から〝コンセント池田〟と呼ばれ、いじられていた〝ガーシーファミリー〟の一員です」（スポーツ紙記者）

また〝ガーシーファミリー〟の一員でFC2創業者の高橋理洋氏は14日、ツイッターを更新。

《やば！池田さん逮捕。。池田さんは何度か会ったことがあって個人的な意見やけど温厚で楽しい人。犯罪するような人やないと思う。

ガーシーさんの動画の編集をしてたようなことはチラッと聞いたけど何の罪？幇助になるのかな？誰か詳しい人教えて？》

と池田容疑者の逮捕に驚きの声を上げた。

すると海賊版サイト『漫画村』（現在は封鎖）の創設者である星野ロミ氏が

《共同正犯と言って要はガーシーさんの共犯扱いです。》

と回答した。

ガーシー容疑者はUAEに滞在中とみられ、警察当局が国際刑事警察機構（ICPO＝インターポール）に国際手配を要請した。今回のガーシー容疑者は情報提供を求める「青手配書」とみられる。

「ICPOは捜査や拘束をしてくれるわけではなく、日本の警察と情報共有するというだけ。おそらく進展はないと思います。ガーシー容疑者は暴露を辞めてからオンラインサロンの会員は減ったものの、十分すぎるほどの収入がある。

悠々自適な暮らしをしており、１日にゲームを８時間したりウェイクサーフィンをしたりと遊んでいる。TikTokやツイキャスのアカウントは停止され、インスタは過去の投稿をすべて削除。〝牙を抜かれた〟状態と言ってもいい。パスポートを失ったので帰国はできないが、出頭する気もないでしょう。家族や仲間がどんどん捜査や逮捕の対象になり犠牲になっていく可能性がある。無責任極まりないです」（元通信社記者）

池田容疑者が逮捕されたことにより、取り調べや家宅捜索などが進むとみられる。また携帯電話の解析によりガーシー容疑者の情報も判明する可能性があるだろう。

「池田容疑者が起訴されるかどうかもこれからですが、逮捕することで情報や供述は取ることはできる。捜査員を日本から派遣することも検討されており、居場所が判明すれば、ガーシー容疑者を拘束できる可能性もある。

あくまでもガーシー容疑者が〝本丸〟。容疑者が海外に逃げてあのように悠々自適で暮らすというモデルケースを放っておくわけにはいかない。何としても逮捕したいと考えているでしょう」（全国紙記者）

つい先日まで国会議員だったガーシー容疑者。いつまで逃亡を続けることができるのだろうか――。