「カメラの前で服を脱ぎなさい」…自宅に監禁し100回以上も「脱北女性への性的暴行」続発の背景 | FRIDAYデジタル

「カメラの前で服を脱ぎなさい」…自宅に監禁し100回以上も「脱北女性への性的暴行」続発の背景

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後を絶たない脱北女性への性的暴行事件(写真はイメージです。PHOTO:yamasan)
後を絶たない脱北女性への性的暴行事件(写真はイメージです。PHOTO:yamasan)

「おカネを稼がせてあげる」

中国籍の60代の男Aは、こう誘って女性たちを監禁。5年間にわたり100回以上も性的暴行を加えたという。

4月13日、韓国紙『中央日報』が衝撃の事件を報じた。同紙によると、Aは北朝鮮から中国に脱出した10代から20代の女性3人と脱北者を手引きするブローカーを通じて知り合いに。仕事を紹介する約束で、’13年頃から’18年にかけ女性たちを自宅に監禁し8000万円以上を稼いだとされる。

「Aは『カメラの前で服を脱ぎなさい』などと女性たちへ指示。有料画像チャットを通じてわいせつな行為をさせ、大金を得ていたようです。さらにAは、繰り返し何度も女性たちを強姦したとされます。

関係者からの通報で事件が発覚。韓国中部・大田(テジョン)で行われた裁判でAは、性的搾取誘引、わいせつ物流布、強姦などの罪で懲役18年、罰金約4250万円の有罪判決が言い渡されました。法廷では『被害者を自身の性的欲求と経済的利益のための道具にした悪質な犯行』と断罪されています」(韓国紙記者)

守るべき警察官が加害者に

中国や韓国では、脱北した女性が性被害にあうケースが続発している。

’20年7月には、彼女たちを保護すべき警察官が1年9ヵ月にわたり脱北女性へ性的暴行を働いていたことが発覚。さらに約50万円の高級時計を騙しとったとされる。’21年1月には別の脱北女性が、先に北朝鮮から韓国へ来た作家から脅迫され何度も強姦されたと告発。テレビ番組に出演し生々しい被害の様子を訴えた。

なぜ、脱北女性への性的暴行事件が後を絶たないのだろうか。

「脱北者の7割以上が女性だといわれます。人権団体『コリア・フューチャー・イニシアチブ』によると、彼女たちがすぐにつける仕事は少なく、韓国へ来る前に大半が中国の性産業で働かされているそうです。脱北者には、中国当局に脱北が発覚すると北朝鮮に送り返されるという弱みがあり、ブローカーたちに脅されれば言うことを聞かざるをえないのでしょう。

立場が弱いのは韓国でも同じです。文化、習慣が北朝鮮とまったく違い、サポートがなければ仕事につけず生活できません。そうした脱北女性の状況につけこみ、カネ儲けや性的欲求を満たそうとする人間が後を絶たないんです」(同前)

『中央日報』によると、冒頭で紹介した事件で被害女性はAへ下された刑が軽すぎるとして控訴したという。

  • PHOTOyamasan

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