竹内涼真、横浜流星とイケメン乱立の同世代…長期低迷していた志尊淳の人生観を変えた「心臓の悲劇」 | FRIDAYデジタル

竹内涼真、横浜流星とイケメン乱立の同世代…長期低迷していた志尊淳の人生観を変えた「心臓の悲劇」

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ドラマ『ムチャブリ!』(日本テレビ系)の撮影が終わり笑顔を見せる志尊。’22年2月撮影
ドラマ『ムチャブリ!』(日本テレビ系)の撮影が終わり笑顔を見せる志尊。’22年2月撮影

演技が上手すぎる……。

多くの芸能関係者たちからそんな声が挙がっているのは、NHK朝ドラ『らんまん』に出演中の若手俳優・志尊淳(28)だ。

「志尊さんが演じているのは酒蔵の番頭の息子で、神木隆之介さん演じる当主のお目付け役。さすがに天才・神木さんを食うとまでは言いませんが、全く引けを取らない深みのある演技を見せています。もともと若手俳優の中では演技力があると感じていましたが、さらにグンと成長してきた印象で、ちょっと驚きましたね」(エンタメ担当編集者)

同世代に山﨑、福士、吉沢……

そこで気になるのが、志尊という俳優の軌跡だ。今回の『らんまん』で圧巻の演技を見せるまで、どのようにそのスキルを磨いてきたのか……。

「デビューは華々しく、大人気ミュージカル『テニスの王子様』でした。その後、若手俳優の登竜門と言われる戦隊ヒーローものの主演を務め、順調にスターへの階段を上っていたのですが、幸か不幸か彼が出てきた頃はとにかくイケメン戦国時代。同世代には山﨑賢人、福士蒼汰、竹内涼真、吉沢亮、横浜流星と、あまりにも人材が豊富だったんです。

しかも当時は塩顔ブームです。クリッと可愛いタレ目で、たぬき顔イケメンなんて言われたりもしている志尊さんは、ちょっとこの波に乗り切れなかった。そのため、同世代のイケメン俳優が主役を務める作品の脇役に甘んじることが多かった印象です」(芸能記者)

しかしそれが結果的にはプラスに作用したようだ。

「イケメンで主演となると、どうしても質が似た役ばかり演じることになりがちです。でも志尊さんは脇役が多かったので、アイドル的な役柄から硬派なもの、アクション系、トランスジェンダーまで、とにかく幅広い役に挑戦できた。これによって基礎が磨かれ、もともと潜在能力が高かった彼の演技力をしっかり引き出したと思います」(前出・記者)

そうして、単なるイケメン俳優ではない演技派として頭角を現し始めたさ中、ある悲劇が彼を襲う。

「’21年に26歳で急性心筋炎を発症したんです。これは心臓の筋肉が炎症を起こすというもので、若くても亡くなることもあるなど非常に怖い病気だそう。志尊さんも一時はかなり危険な状態に陥ったようで、回復後は『生きていられるだけで幸せ。ニュー志尊淳です』と語っているなど、人生観に大きな変化があったようです。

それからの演技は肩の力が抜けた印象。微妙な感情表現スキルを成長させたようで、とくに今回の朝ドラで演じている竹雄のように、胸中に複雑な想いを抱えている役ではものすごく生きている。今後は主演オファーが増えると予想されますが、それだけでなく名脇役としても存在感を発揮していくのではないかと思います」(インタビューライター)

志尊の活躍を見ると、「人間万事塞翁が馬」という言葉がつくづく胸に沁みる。

  • 取材・文奈々子

    愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • PHOTO近藤裕介

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