<figure id="attachment_307924" aria-describedby="caption-attachment-307924" style="width: 693px" class="wp-caption aligncenter"><a href="#" data-ident_hash="f9ae8faa"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/2023041511106.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-307924" class="wp-caption-text">厳しい表情でベンチから選手を見ている新庄監督（PHOTO：共同通信）</figcaption></figure>
<p>侍ジャパンのＷＢＣ優勝から１カ月が経ち、大フィーバーは落ち着きつつあるが、名実ともに世界一の名将となった栗山英樹監督（61）は連日、テレビ番組への出演など引っ張りだこの状態が続いている。</p>
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<p>幾度となく公の場に出てくるものの自身の進退については、現時点ではっきり明言していない。米国との決勝戦の直後に「今日で監督が終わる。明日から何も肩書がない人になる」と退任を示唆したが、帰国後には「僕にやらなければいけないことがあるのならば、恩返しなので何でもやる」と続投に含みを持たせた。</p>
<p>監督就任が発表されたのは‘21年12月のこと。契約は１年半で、今年の５月末で任期満了を迎える。あと１カ月以内に結論を出さなければいけないが、このまま勇退するのか契約を延長して引き続き侍ジャパンを率いるのか。去就はいまだ不透明なままで、どちらの可能性も残されているというのが現状のようだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「世論もそうでしょうが、ＮＰＢ内でも〝続投派〟の声が大きくなっています。最大の理由は大谷翔平の存在。ＭＶＰに輝いた彼がいなければ世界一奪還の目標は達成し得なかった。’26年の次回大会にも大谷が出場するのであれば、二刀流の起用法をマネジメントできるのは栗山さんしかいない。大谷に対して具体的な指示を出すことはなくとも、長い付き合いの中で培われた関係性から〝あうんの呼吸〟で考えをくみ取ることができる。他の監督ではそうはいかないですから。</span></p>
<p><span class="strongInContent">それに、今回の優勝メンバーの何人かは３年後にメジャーで活躍している可能性が高い。もともと栗山さんと接点がなかった選手も今大会で関係性が構築されたので、’26年も代表招集のラブコールが送りやすくなったはずです。采配の手腕というよりは、人脈とネットワークを今後も生かしてもらいたいというのがＮＰＢとしての本音でしょう」（ＮＰＢ関係者）</span></p>
<p>一方で、栗山監督が退任を示唆した直後にはスポーツ紙がこぞって後任候補の名前を報じた。工藤公康、井口資仁、高橋由伸、宮本慎也などのそうそうたる顔ぶれではあるが、彼はレジェンドであると同時にそれぞれ致命的な欠点を抱えているというのだ。</p>
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<div data-friday-nextpage-lead="レジェンド監督たちが抱える致命的な欠点とは"></div>
<p><span class="strongInContent">「工藤氏はソフトバンク、井口氏はロッテでの監督経験があるが、どちらも選手からの人望はなかった。12球団の選手同士の横のつながりが強い時代なので、自分の所属球団の監督の評判は共有されている。ヤクルトでヘッドコーチを務めた宮本氏も同様で、ＰＬ学園仕込みの昭和の根性論では今の若い選手はついてこない。</span></p>
<p><span class="strongInContent">悪いレッテルを張られた指導者がチームをまとめるのは難しい。かたや高橋氏は人望はあるけれど、指揮官としての実績がなさすぎる。いつまでも栗山監督におんぶにだっこというわけにはいかないので、後任人事で頭を悩ませている関係者は多いでしょう」（全国紙運動部デスク）</span></p>
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<p>仮に栗山監督が退任した場合、どのようなポジションに就く可能性があるのか。</p>
<p><span class="strongInContent">「ＮＰＢでチーム編成や強化部門の責任者として違う立場で引き続き侍ジャパンに関わっていくという可能性はある」</span></p>
<p>と話すのは前出・ＮＰＢ関係者。日本代表から離れた場合は、驚きのプランが浮上するかもしれないと明かすのは在北海道テレビ局の幹部だ。</p>
<p><span class="strongInContent">「早ければ来年にも日本ハムの監督に復帰するのではという話が漏れ伝わってきています。新庄剛志監督が就任して２年目ですが、開幕から最下位を独走中です。Aクラス争いに食い込めば続投することになるでしょうが、このまま浮上しなければ今シーズン限りでクビになる可能性が高いでしょう。そうなった場合、間違いなく栗山さんの再登板の待望論が出てくるはずです」</span></p>
<p>日本ハムはもはや最下位が定位置になっている。昨シーズンは６位で終え、今シーズンも新球場・エスコンフィールド北海道のオープニングゲームとなった開幕戦で敗れると、24日時点で６勝14敗と断トツの最下位を独走中。このままだとオフに指揮官が交代する可能性は極めて高いが、これといった後任候補もいないのが現状だ。</p>
<p><span class="strongInContent">「栗山さんの下で次の監督候補に帝王学を学ばせるというのが現実的なプランになるのでは。今もプロフェッサーの肩書きでファイターズに籍を残していますし、チームのことは誰よりも熟知しています。チームの立て直しという面でも、〝つなぎ〟の監督としては申し分ない存在です。球団内外から大きな異論は出ないでしょう」（前出・在北海道テレビ局幹部）</span></p>
<p>〝名将〟が再登板しないことが日本ハムにとって理想のシナリオなのだろうが、果たして新庄監督にチームに浮上させる手腕があるのかどうか…。</p>
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厳しい表情でベンチから選手を見ている新庄監督（PHOTO：共同通信） 侍ジャパンのＷＢＣ優勝から１カ月が経ち、大フィーバーは落ち着きつつあるが、名実ともに世界一の名将となった栗山英樹監督（61）は連日

”侍監督”続投説もあるが…WBCで名采配を振るった栗山英樹監督に「日本ハム次期監督プラン」が浮上

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