〈皆殺しだ!〉…5歳の幼女を銃殺、囚人兵が恩赦後に再び殺人事件「ロシア軍事会社」の耳を疑う蛮行 | FRIDAYデジタル

〈皆殺しだ!〉…5歳の幼女を銃殺、囚人兵が恩赦後に再び殺人事件「ロシア軍事会社」の耳を疑う蛮行

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「ワグネル」の事務所前に集まった同社の幹部たち(PHOTO:ロイター/アフロ)
「ワグネル」の事務所前に集まった同社の幹部たち(PHOTO:ロイター/アフロ)

〈戦場では皆殺しだ! もう捕虜はとらない〉

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は、4月23日にSNSで音声を公開しこう主張した。国際法上、捕虜には危害を加えてはならず手厚く保護しなければならない。そのため、プリゴジン氏は〈法律に違反しないため捕虜にせず敵兵は全員殺害する〉と訴えたのだ。

「ワグネル」の蛮行が次々に明らかになっている。

同社の主力兵士は、殺人や強姦などの重大事件を犯した元受刑者。プリコジン氏自身が刑務所を訪問し、凶悪犯を兵士としてスカウトしたという。

「元囚人兵はウクライナとの戦闘に6ヵ月参加し、無事に戻ってくれば恩赦を受けられるそうです。今年1月に公開された動画には、『ワグネル』の幹部がこう言って帰還した元囚人兵をねぎらう様子が映っていました。〈君たちは半年間アドレナリンを使ったので事件を起こさないだろう。酒を飲み過ぎないように。ドラッグを使わないように。もうレイプをしないように〉と」(全国紙国際部記者)

〈市民を全滅させろ〉

だが、幹部の忠告は彼らの更生にまったく役立っていないようだ。

ロシアの独立系メディア『モスクワタイムズ』によると、今年3月に恩赦を受けた元囚人兵が中東部キーロフで殺人事件を起こし逮捕されたという。翌4月にはジョージアから独立を宣言している親ロシア派の支配地域で、別の元囚人兵が脳に重い傷害を持つ男性を殺害。トラブルが相次いでいるのだ。

「ワグネル」の耳を疑う行動はこれだけではない。

「ロシアの汚職を追及する人権団体『グラグ・ネット』のインタビューに応じた、『ワグネル』の元兵士たちがウクライナ市民を虐殺したことを明かしたんです。〈5~6歳の幼女の頭を銃で撃って殺害した〉と。さらに〈40人ほどの子どもを含む市民約400人が避難していた地下室を一掃した。今タバコを持っている手で子どもたちを殺害した〉とも話しています。〈市民を全滅させろ〉という上司の命令に逆らえなかったそうです。

しかし虐殺を告白した元兵士たちは、数日後にロシアの通信社『RIA―FAN』の取材を受け発言を撤回しています。人権団体のインタビューでは酒に酔っていたうえ、ウソの発言をするよう強要されたと。一方の人権団体は発言の強要を否定し、〈ロシアでは当局に批判的な声はいかに早く抑え込まれるかを証明した〉と主張しています」(同前)

内外から漏れ聞こえてくる、ロシア民間軍事会社の非人道的な行動。彼らに対する国際社会の批判の声は、日に日に高まっている。

  • PHOTOロイター/アフロ

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