<figure id="attachment_309538" aria-describedby="caption-attachment-309538" style="width: 1024px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="4ad9ce50"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/2023050304431.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-309538" class="wp-caption-text">WBC後、メジャーで初めての直接対決となった試合前、大谷翔平（右）のところに駆け寄って談笑したカージナルスのヌートバー（写真：共同通信）</figcaption></figure>
<p>3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で侍ジャパンの不動の１番として活躍し、14年ぶりの世界一に貢献したラーズ・ヌートバーが4月27日からメガネブランド「Zoff」、同28日から森永製菓のプロテインバーの「in BAR」のCMがオンエアされた。</p>
<p>「Zoff」では母・久美子さんと共演し、「森永製菓」ではパッケージの中からヌートバーが現れるコミカルな動きが話題だ。</p>
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<p>SNS上でもポジティブなコメントが多い。</p>
<p><span class="strongInContent">＜これだけ人間的に魅力のある人はなかなかいない＞</span></p>
<p><span class="strongInContent">＜ヌートバー選手をみていると、こちらまで 明るい気持ちになれますし、イメージもよい＞</span></p>
<p>母親が日本人だったため、代表資格を得られたヌートバーは日本代表に入るまでは日本のプロ球団との接点はなかった。持ち前の明るさでチームに溶け込んでいこうとする姿、グランド上で闘志あふれるプレーでチームのピンチを何度も救った、そのキャラクターのよさがCMの画面上からも伝わってくる。</p>
<p>そのヌートバーの好感度をあげる別の画像がある。自身が少年時代に所属したリトルリーグ「EL　SEGUNDBASEBALL」に寄付をしていて、ヌートバーはWBCで優勝メンバーになる前から&#8217;23年度のスポンサーとして名前を連ねていた。</p>
<p>画像のスポンサー一覧を見ても、ヌートバーを除いてほとんどが野球用品や飲食店、子供に対する寄付団体など会社や団体名だ。ページの末尾には&lt;彼は若い選手たちにとって刺激を与え続けている。青少年スポーツに対する彼の慈善活動に感謝している&gt;と記されているのだ。</p>
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<p>アメリカでメジャーリーグの取材経験がある記者がこう明かす。</p>
<p><span class="strongInContent">「アメリカのメジャーリーガーで寄付をする選手は、実績を積んでFA（フリーエージェント）の資格を得るようになった選手などが生まれ故郷のために社会貢献したりするケースが多く、報道もされます。日本ではドラフト上位で指名された選手が母校に野球用品を寄付したりする記事も紹介されますが、アメリカの場合、たとえば大卒選手でドラフト上位で入団した選手は、通っていた大学に対して自らの奨学金の返済にあてるケースが多く、寄付のような活動にはつながらないんです。ですから、ヌートバーのように今季がメジャー昇格2年目で実績としてはまだ乏しい選手の慈善活動の話もあまり聞きません」</span></p>
<p>MLBでFAをとるには、メジャーで登録されていた日数が１年間で172日間、そのシーズンがトータル６年間積み重ねないいけない。それぐらい実績のある選手になると年俸もあがり、経済的なゆとりによって、自分のことだけでなく、社会にどうしたら貢献できるか、と考える精神的な余裕も生まれるのだろう。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="母・久美子さんのしつけは厳しかった"></div>
<figure id="attachment_309481" aria-describedby="caption-attachment-309481" style="width: 853px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="dae35a36"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/2023_Sponsors_Thank_you_banner_v1_large.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-309481" class="wp-caption-text">ヌートバーが所属したリトルリーグ「EL SEGUNDO」の2023年度スポンサー一覧。会社名、団体名がひしめく中、中央よりやや上に「Lars　Nootbaar」の文字が見える（写真：EL SEGUNDOのHPより抜粋）</figcaption></figure>
<p>MLBには人格者で慈善活動を熱心に行っているメジャーリーグ選手に贈られる『ロベルト・クレメンテ賞』という賞がある。前出の記者が続ける。</p>
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<p><span class="strongInContent">「たとえば&#8217;21年に受賞したのはWBCのドミニカ代表で現在、パドレスにいるネルソン・クルーズ外野手で受賞した時は41歳でした。彼も若い頃から生まれ故郷のドミニカのために社会貢献を続けてきたことが評価されました。</span></p>
<p><span class="strongInContent">42歳の今年はクルーズはパドレスと1年契約で年俸100万ドル（１億3500万円）ですが、通算450本以上のホームランを打った実績があるクルーズは、41歳の昨季はナショナルズと年俸17億円で契約していた。</span></p>
<p><span class="strongInContent">それに比べると、今季年俸１億円前後のヌートバーのような選手による慈善活動は年俸面で見てもレアケースだと思います。たとえば、侍ジャパンで打線に一緒に名を連ねた近藤（ソフトバンク）が推定７億円、村上が６億円、山田が５億円（ともにヤクルト）ですから、それよりもずっと低い。リトルリーグに支払った金額としては大きいものではないのかもしれませんが、ヌートバーの場合、純粋に自分を育ててくれたリトルリーグへの感謝の思いがそういう行動を掻き立てたのでしょうし、彼の人柄のなせる業だと思います」</span></p>
<p>WBC開幕直前の3月、ヌートバーの母・久美子さんは中日スポーツのインタビューに対し、「（ヌートバーの）しつけには厳しかったですよ」と明かしている。そのうえで、時間を守ること、友達とは仲良くすること、あいさつはちゃんとするなどを徹底したという。節目節目で手土産をもってお礼の気持ちを示す日本人の母に育てられたヌートバーにとっては、自身が育った少年野球チームへの支援はごく自然のことなのかもしれない。</p>
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<p>日本時間5月3日から、ヌートバーが所属するカージナルスは、侍ジャパンでチームメートだった大谷翔平投手（２８）の所属するエンゼルスと本拠地で３連戦。２戦目の４日は大谷に３打席連続三振と完敗したが、ネット上では対戦前から２人の直接対決を待ちわびる声は多かった。WBC制覇後、1か月半以上経過しても、日本でのヌートバー人気は衰えていない。</p>
<figure id="attachment_309483" aria-describedby="caption-attachment-309483" style="width: 686px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="2014b15c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/e71f9e7feb71295d1a34d36ab125850f.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-309483" class="wp-caption-text">東京ドームで記念撮影する左からヌートバー、山本由伸、大谷（写真は大谷翔平のインスタグラム@shoheiohtaniより抜粋）</figcaption></figure>


WBC後、メジャーで初めての直接対決となった試合前、大谷翔平（右）のところに駆け寄って談笑したカージナルスのヌートバー（写真：共同通信） 3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で侍ジャパン

日本で２本のCMデビュー！ヌートバーの好感度を示す「知られざる画像」

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