原政権は17年目で最下位危機…巨人・次期監督に熱望される「あの人物」が首を縦に振らないワケ | FRIDAYデジタル

原政権は17年目で最下位危機…巨人・次期監督に熱望される「あの人物」が首を縦に振らないワケ

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5月3日のヤクルト戦で始球式を行った巨人OBの松井氏(PHOTO:時事通信社)
5月3日のヤクルト戦で始球式を行った巨人OBの松井氏(PHOTO:時事通信社)

〈ジャイアンツのユニフォームを着たら、自分がどうチームに貢献するか。レベルアップと巨人への忠誠心という2つをしっかり考えてがんばってください〉

試合前に行われた巨人ナインへの激励を録画したVTRには、「あの人物」の金言が残されていた。日米通算507本塁打を記録し、3度の本塁打王、3度の打点王など数々のタイトルを獲得した偉大なるOB松井秀喜氏(48)である。普段はニューヨークに拠点を置く松井氏だが、5月3日のヤクルト戦での始球式に参加するために来日したのだ。

「松井さんが巨人の公式戦で始球式を務めるのは、長嶋茂雄さんと国民栄誉賞の授与式に臨んだ’13年5月の広島戦以来10年ぶりです。始球式後は日本テレビの試合中継に高橋由伸さんや上原浩治さんら、かつての同僚とともに解説者として出演。『私の故郷はジャイアンツです』とも話していました」(球団関係者)

今季の巨人はリーグ最速で10敗を喫するなど、なかなか調子が上がらない。5月8日時点で、6位・中日とゲーム差なしの5位と48年ぶりの最下位に終わる危機にあるのだ。松井氏も前述のVTRで〈まだ始まったばかりですし、これから取り返す試合はいっぱい残っています〉と、選手たちを励ます一幕もあった。

「原辰徳監督が指揮をとって通算で17年目になります。昨季は5年ぶりにBクラスへ沈むなど低迷し始め、新しい風を入れ雰囲気を刷新したいという声はチーム内にありますよ。来季は、原監督の3年契約の最終年です。次期監督には様々な人物の名前が取りざたされています」(同前)

「ぶっ壊れるぐらいの覚悟」に「鬼ノック」

「原の次」の最右翼は阿部慎之助・一軍ヘッド兼バッテリーコーチだ。

「阿部さんは、選手からの人気があまり高くありません。キャンプ中に『ぶっ壊れるぐらいの覚悟でやってほしい』と強い言葉で鼓舞するなど、昭和的な体質が不安視されているんです。

一軍作戦兼内野守備コーチの元木大介さんも候補の1人ですが、阿部と同じく熱血漢。選手が音を上げても続ける『鬼ノック』は有名です。高橋由伸さんの名前もあがっている。しかし現役続行の意志を残しながら’16年のシーズンに監督となり、3年連続で優勝を逃した過去がマイナス要素となっています」(スポーツ紙担当記者)

なかなか選手もファンも納得する候補に絞れない、巨人の次期監督。かねてから熱望されているのが松井氏だ。

「松井さんは実績が十分なうえ、性格も温厚で球団内外からの人望が厚いですからね。巨人もたびたび監督就任をお願いしているようですが、松井さんが首を縦に振ることはないでしょう。最近では、以前参加していた春キャンプでの臨時コーチに就くこともありません」(同前)

巨人の監督就任を快諾しない主な理由は2つあるという。

「1つはニューヨークでの生活になじんでいることです。松井さんはマンハッタンの高級マンションに住み、奥さんや幼い子どもたちとの生活をとても大切にしています。日本に帰れば何かとメディアから注目され、家族も落ち着かないでしょう。松井さんにとって、巨人の指揮をとることより家族の生活のほうが優先順位が高いのだと思います。

2つ目が、ヤンキースでGM特別アドバイザーという役職にあることです。マイナーの若手選手を熱心に指導しています。’02年11月にメジャー挑戦を表明した際に自身を『裏切り者』と話した巨人との関係は修復していますが、監督就任に対しては本人の納得がいかないのかもしれません」(同前)

5月3日の始球式では背番号「55」のユニフォームに袖を通した松井氏。しかし〈故郷〉と呼ぶジャイアンツに対し、再び〈忠誠心〉をみせるには高いハードルがいくつもあるようだ。

  • PHOTO時事通信社

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