NHK党と立花孝志氏の「ありえない」資金管理を大津綾香氏が告発も…〝女王様批判〟で消された裏側

混迷を究める『政治家女子48党』のお家騒動で、大津綾香氏の〝踏みつけポーズ〟がヒンシュクを買っている。

問題となっているのは、大津氏が出演した5月１日公開のユーチューブチャンネル『ダニエル社長の週刊ニュース』。ダニエル社長との対談後、写真撮影の場面で、四つんばいになった宏洋氏とダニエル社長の背中に足を乗せて〝女王様ポーズ〟を決めてみせたのだ。

この一部始終が切り抜かれ、拡散されると、実業家の〝青汁王子〟こと三崎優太氏はツイッターで

《国政政党の党首を名乗るのであれば、このような行動は避けるべきだと思います。流石に債権者に対して失礼だよ》

と苦言を呈した。

同党は債権者からの借金が11億円あり、火の車。返済に窮していることは知られた話だ。

三崎氏は前日のユーチューブ動画でも大津氏が債権者に対して返金プランを示していないことを挙げ、代表および党首の座を立花氏に戻すべきと説いている。

とはいえ、これもまた政女党の泥沼バトルの一環だ。スポーツ紙記者は

「ノーガードで打ちあっていますからね。ここまで来ると、敵失が決定打になる。動画を見ればわかるが、大津氏は周囲の求めに応じて〝踏みつけポーズ〟をしただけ。

そこを切り取って『代表としてふさわしくない』『人間性に問題がある』とやるのは常套手段。大津さんは脇が甘かったようですね」

と語る。

他方で、動画では立花氏に関する重要なことも話している。質問者のダニエル社長が

「そもそもなんですけど、立花さんのお金の使い方とか、党の中で明細とかを知っているのって立花さんだけなんですか？　公表されてないんですか？」

と聞くと、大津氏は苦笑しながら

「立花さんと金庫番の女性だけが仕切ってきたことだったので」

とコメント。これに驚いたダニエル社長が

「（立花氏は）透明性あって、何も隠し事はないよと仰っていたけど、実際は立花さんと金庫番の女性だけしか知らないということ？」

と再度聞くと、大津氏は以下のように返した。

「そうですね。幹部の方もご存知ないということだったので。前に（旧NHK党の）黒川さんにも聞いたんですけど、何も知らないそうなので。

こういう風に進んでいけるのかなと思ったんですけど、やはり借金がかさんでいることを含めて、まぁ、政治資金収支報告書もほかの党と全然違うんですよね。そういうところは専門家の方に見ていただく方がいいのかな、と」

大津氏は立花氏が党から３億円を借りていることにも着目。

「本人が３億円を党から借りている、と。返せないから自己破産するしかないと仰ってましたよね。自己破産するような人にお金を貸すこと自体が問題だと思いますし、そういうことを私物化しているところは問われるべきだと思う」

と指摘した。

これが事実であれば、国政政党としてあるべき姿からかけ離れている。大津氏は常々、党の金の流れを調べ、不正があれば、立花氏の刑事告訴を検討すると宣言している。

「立花氏のシンパ、大津氏の支持者が全面的にぶつかっています。大津氏側は金の流れと旧ＮＨＫ党の異様な内部構造を、立花氏側は大津氏の人間性を問い正しています。

今回の動画では〝踏みつけポーズ〟に加え、会話をするたびに嬉々として笑う大津氏の姿に『不快だ』という声を浴びせています。たしかに真面目な議論の最中に大笑いする大津氏の姿は気にはなりました」（前出・スポーツ紙記者）

まだまだバトルは予断を許さない――。