本人不在でも人気すぎて整理券制に…キンプリ超え?なにわ男子&Snow Manの広告にファンが殺到
4月19日に初のベストアルバム『Mr.5』をリリースしたKing & Prince。東京・渋谷駅周辺では宣伝用の広告キャンペーンを展開していたが、同21日にレコード会社「umusicjapan」(ユニバーサル ミュージック ジャパン)の公式ツイッターは「広告の一部が今夜撤去されることになりました」と異例のコメントを発表した。5人の姿を写真に収めるべく、熱心なファンらが殺到してしまったようだ。
21日、前述のアカウントは渋谷駅周辺の広告に関して、「近辺での通行に支障がでているとの苦情や通報が周辺施設、渋谷駅、警察に多数寄せられ、媒体社様の判断により広告の一部が今夜撤去されることになりました。掲載を楽しみにされていた皆様に深くお詫び申し上げます」(原文ママ、以下同)と報告。
また、広告会社「株式会社クオラス」のサイトのURLも貼り付けており、その中でも「一部広告について、写真を撮られる方々により通行に支障がでているとの苦情や通報が渋谷の周辺施設、渋谷駅、警察に多数寄せられるという事象が発生しております」と説明。「事故やトラブルの危険性が高まった」ため、広告を撤去せざるを得ない状況になったという。
当初は4月30日までの掲出を予定していたといい、「楽しみにしていたファンの皆様には大変申し訳ございませんが、安全面を考慮しこのような結論となりました」とつづり、理解を求めていた(なお、5月9日時点でこのページは閲覧できなくなっている)。
「King & Princeは、5月22日をもってメンバーの岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀が脱退し、翌日からは髙橋海人、永瀬廉による2人組になります。『Mr.5』は5人体制で最後のベストアルバムとなっただけに、広告を実際に見に行って目に焼き付け、記念に撮影したいと考えていたファンも多かったのでしょう」(スポーツ紙記者)
一方、ジャニーズ事務所のタレントの広告をめぐるパニックは、今回だけではない。なにわ男子は、CDデビュー前の’20年の時点で、東京・原宿駅や、大阪駅に掲示されたチューイングソフトキャンディ「ハイチュウ」の広告に大勢の人が集結。特に原宿駅は、もともと利用者の多い通路にポスターを貼っていただけに、警備員を配置するという対策を講じた。
商品の販売元である森永製菓の公式ツイッターは、同年3月10日に「現在、JR原宿駅にハイチュウのポスターを掲出中ですが、大変混雑しており、このままですとポスターを撤去せざるをえなくなってしまいます。どうぞみなさん、通行の妨げにならないようマナーを守って警備員さんの指示に従ってくださいね」と注意喚起したほどだ。
「当時、現場の警備員は広告を撮影するファンが歩行者の邪魔にならないよう、拡声器を使用しながら警告していたそうです。この時、なにわ男子は関西ジャニーズJr.として活動していましたが、デビュー前にしてすでに大人気でしたからね」(同)
今年3月、Snow Manが8thシングル「タペストリー/W」を出した際は、タワーレコード渋谷店がリリース記念の特大パネル展開を実施。期間は14日~20日までで、前日の13日には同店の公式サイトにて「パネルのご観覧は混雑緩和のため電子整理券制とさせていただきます。電子整理券をお持ちでないお客様はご観覧いただけませんのでご注意ください」とアナウンスした。
電子整理券の申込には無料のLINE登録が必要で、「整理番号1~60番 : 11:05以降」「整理番号 1501~ : 21:00以降」などと時間や人数に制限を設け、案内していたとか。その「タペストリー/W」は初週90.3万枚(オリコン調べ)を売り上げるなど、爆発的なヒットを飛ばしているSnow Man。本人不在のパネル展でも整理券を配るという、人気すぎるがゆえの異常事態となった。
ジャニーズアイドルの広告やパネルが展示される機会において、ファンはマナーを守り、節度ある行動を心がけるべきだろう。
PHOTO:中村和彦