海外FA権取得も打率0割で移籍も厳しい…巨人・小林誠司「かつての正捕手が起用激減」の特殊事情 | FRIDAYデジタル

海外FA権取得も打率0割で移籍も厳しい…巨人・小林誠司「かつての正捕手が起用激減」の特殊事情

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女性ファンは多いが出場機会は年々減少傾向(PHOTO:共同通信社)
女性ファンは多いが出場機会は年々減少傾向(PHOTO:共同通信社)

巨人の小林誠司(33)が5月10日に海外FA権を取得した。球団を通じて〈皆さんに感謝したいです〉とのコメントを発表したが、置かれた状況は厳しい。

「出場機会は年々減っています。かつては巨人の正捕手として強肩で鳴らし、’17年にはゴールデングラブ賞を獲得。リーグトップクラスの4割前後の盗塁阻止率を誇っていましたが、昨季は2割台前半まで落ちました。衰えが目立つんです。守備以上にネックになっているのが打撃でしょう。年によっては打率0割台。今季は5月15日時点で(成績は以下同)7打数無安打です。

FA権を行使しても、獲得に名乗りをあげる球団が現れるか微妙でしょう。小林はBランクに選定されているので、プロテクトされていない選手を人的補償として巨人へ放出するケースが考えられます。金銭のみの補償でも、小林の年俸1億円(推定)の6割を負担しなければなりません。それだけのリスクを負ってまで、成績が下降傾向にある小林を獲ろうと考えるチームがあるかどうか……」(球団関係者)

首脳陣があつかいづらい理由

巨人の正捕手は、WBC侍ジャパンにも選ばれた大城卓三で固まりつつある。今季、小林が捕手として先発出場したのは、わずか2試合だ。

「原辰徳監督は『打てる捕手』を好みますからね。大城は3割前後の高打率で本塁打も量産しつつある。守備に課題がありましたが、WBCでダルビッシュ有や大谷翔平ら大投手の投球を間近で見た影響か、今季はだいぶ成長したように見えます。打力の弱い小林は、大城に比べだいぶ分が悪いのは事実です」(同前)

小林は「物言う捕手」でもある。

「エースの菅野智之が絶賛するほどなので、リードには自信があるのでしょう。コーチの言うことをきかず、反発することもあるそうです。首脳陣としては、あつかいづらい存在だと思います。

小林はトラブルメーカーでもある。’19年1月と’20年8月に、二度自動車事故を起こしているんです。一度目は、大阪府内で停止していた車に衝突。二度目は東京・世田谷区で左折しようとした際、自転車と接触しました。球団としては、ペナルティを科さざるをえないでしょう」(スポーツ紙担当記者)

一方で、巨人にとって小林がいるメリットもある。

「端正な顔立ちの小林は女性ファンが多く、昨季の選手別グッズの売り上げは坂本勇人につぐ人気ぶり。営業面での貢献度は大きいんです。また、前述のとおりエース菅野からの評価は高い。正捕手の座を奪うのは困難でも、菅野が登板するさいのピンポイント出場は想定できます」(同前)

移籍が難しく、巨人で出場機会が増える可能性も低い……。小林の苦境は続く。

  • PHOTO共同通信社

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