代理人の選定も開始し…”苦境の巨人”4番・岡本和真が「ポスティングで海を渡る」現実味 | FRIDAYデジタル

代理人の選定も開始し…”苦境の巨人”4番・岡本和真が「ポスティングで海を渡る」現実味

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WBCで評価をあげた岡本和真(PHOTO:共同通信社)
WBCで評価をあげた岡本和真(PHOTO:共同通信社)

昨シーズンは屈辱のBクラス。今シーズンも4月を終えての成績は借金3だった。借金で5月を迎えるのは’11年シーズン以来のこと。仮に巨人が今季もBクラスとなると2年連続となり、それは過去に’05年(堀内恒夫)〜’06年(原辰徳)シーズンの1度しかない。

「それだけに、『巨人の低迷』『原監督の限界』を指摘する声や報道がいつも以上に大きくなっている印象ですね。低迷の原因を挙げればキリがありません。ただ、ペナントレースは100試合以上も残っていて、交流戦も未消化ですから、悲観するのはまだ早いとは思って見ています」(スポーツ紙プロ野球担当記者)

一方で、この記者が「気になっていること」と言うのが、「メジャーリーグの注目度」なのだという。

「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で3大会ぶり3度目の世界一を奪還したことで、侍ジャパンへの注目度が爆発し、それが今もなお高いレベルで続いている印象です。エンゼルスの大谷翔平が先発したり活躍したりすればもちろん、レッドソックスの吉田正尚らの活躍も試合後の昼のワイドショーから追いかけ始めており、そういうことはかつてなかったことでしょう」(同前)

これまでメジャーリーグの試合に馴染みがなかった層を取り込むことになったWBC効果は凄まじいものがある。となると当然、「次に海を渡る選手」への注目度も大きくなってくる。

「巨人の4番・岡本和真(26)が筆頭でしょうね。米・マイアミから凱旋帰国直後の会見での朴訥な受け答えに好感を持った人も多いのではないでしょうか」(同前)

お茶の間での注目度はもちろん、メジャー関係者からの情報照会も増えてきているという。

「WBCの準々決勝で3ランを打ってチームを救い、決勝ではソロホームランと非常に印象的でした。本人もかねてメジャー志向が強いのは間違いない。具体的なアプローチに備えて岡本側も準備しておこうということで、代理人選定を検討しているとのことです」(メジャー事情に詳しい球団関係者)

巨人の4番が海を渡るために、今季も継続して結果を出すということが必要なのは当然だが、巨人の許可を取ることももちろん大事になってくる。海外FA権の取得は順当に行っても’27年オフで、岡本は31歳。

「凱旋会見では、『すごく自分としてもいい経験になりましたし、いろんな感情にもなった。このメンバーで優勝できてうれしかった』『自分自身、野球ってこんなに面白かったんだなあと思いました』とも話していましたね。さらに高いレベルで野球をやることへの飢えみたいなものを感じました。そんな岡本にあと5年待てというのは酷でしょう」(前出・記者)

巨人のスタンスはどうなのか?

「以前は他のどの球団よりも主力選手の海外流出に厳しい姿勢で臨んできましたが、’19年オフに山口俊にポスティングを認め、翌年のオフには菅野智之にも認めています」(同前)

山口はともかく菅野はエースで生え抜き。ならば4番で生え抜きも認められるのではとの見立ては当然成立するだろう。

「岡本側にもそういった考えがあるのか、あるいは球団側との話し合いでそれなりに踏み込んだやり取りをしているのかはちょっと分かりませんが、何もないのに代理人のことを考えることはあり得ない。それなりに前向きだったところ、WBCでの活躍があり、早期の移籍が現実味を帯びてきた印象があります」(前出・関係者)

メジャーには若い海外選手を獲得する際に使える金額がチームごとに制限されるなど厳しめのレギュレーションがあるが、岡本はそれに引っかかることもない。移籍に向けて地ならしが進む中、それを阻む障壁は「原監督なのか次期監督なのか分かりませんが、チームのためにあと1年やってくれと懇願されることくらい」(前出・記者)なのかもしれない。

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