「巨大地震の危険エリア」はここ! すでに約150回の揺れを観測

直下型からスーパー南海地震までを分析

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’19年に入って、日本で地震が頻発している。’18年末から1月末までの1ヵ月に起きた震度1以上の地震は、なんと約150回。上の地図は、その震央となった場所をマッピングしたものだ。

今回は、「地震の巣」ともいうべき、地震頻発エリアを表示した。直近3ヵ月(’18年10月21日〜’19年1月29日)に10回以上の地震が起きた場所だが、長野県中部(52回)、宮城県沖(35回)など、もはや「地震が起きるのが日常」という状況だ。

こうしたエリアの中で、いま最も危機が迫っている場所はどこなのか。まず注意すべきは直下型地震だ。東北大学災害科学国際研究所教授の遠田晋次氏はこう警告する。

「たとえば熊本地震の余波が続いている九州です。関東もいまだ3・11以前と比べて2倍弱のペースで地震が起きており、関東平野の直下でも大きな地震が起きやすい状況です。また、関東よりも活断層が多く、地震が発生しやすい近畿・中部地方でも注意が必要です」

上のマップでも、熊本地方や紀伊水道、茨城付近などで地震が頻発していることがわかる。いつ大都市の直下で巨大地震が起きてもおかしくない。

さらにこれらの地震が、実は次なる「超巨大災害」の前兆である可能性がある。立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学教授はこう語る。

「ここ最近、九州南部、フィリピン海プレートの境界部分での地震が増えてきています。これは、『スーパー南海地震』につながる可能性がある現象です。昨年12月末と今年1月にフィリピン周辺で2度発生したM7級の地震や、鹿児島県・口永良部(くちのえらぶ)島の噴火などは、南海トラフが動き始めていることを示しています」

政府は南海トラフ大地震の想定震源域を、九州の日向灘付近から駿河湾としている。これだけでM8超は確実だが、実際はそれをはるかに上回り、震源域の長さが1000㎞超、史上最大級の地震となる恐れもあるという。

「南海トラフのフィリピン海プレートは、東は東京湾から西はフィリピンまで続いています。さらに南海トラフは、伊豆半島の東側にある相模トラフにくっついており、これらが同時発生的に動く『スーパー南海地震』の危険性がある。そうなると、’60年にチリで起きた観測史上最大の地震M9.5に匹敵するM9.0〜9.5の地震になりえるのです」(前出・高橋氏)

破局的災害へのファイナルカウントダウンはもう始まっている。

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