ココまで来た! 最新カプセルホテルがおしゃれすぎる件 | FRIDAYデジタル

ココまで来た! 最新カプセルホテルがおしゃれすぎる件

お泊り取材してわかった驚くべき進化とは?

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東京や大阪などの大都市圏で、ビジネスホテルの宿泊料が軒並み高騰している今、素泊まりだけならカプセルホテルで、と思う人も多いはず。だがひと昔前までカプセルホテルといえば、狭くて薄暗くて、“終電を逃した酔っ払いサラリーマンが駆け込む場所”というイメージが強かった。ところが一転、最近ではおしゃれで清潔、最新設備の整った進化型カプセルホテルが次々と誕生。ここでは、話題の3軒を紹介する。

まず1軒目は、ライターOがお泊まり取材を敢行! いわゆるカプセルホテルの概念を跳ねのけるラグジュエリーなインテリア、高級ホテルなみの充実したアメニティ、贅沢な眠りを誘う心地良いベッドetc.女性専用ならではの“気遣い”が至るところに散りばめられた、素晴らしきホスピタリティをご覧あれ!

アルビダホテル青山(女性専用)
2018年12月15日オープン

経営するのは、あのコスチュームジュエリーを扱う有名ブランド「ABISTE(アビステ)」。場所は青山通りを外苑西通りに折れてすぐで、外苑前駅からは徒歩4分。表参道駅からも歩ける距離に位置する。オフィスビルが立ち並ぶ通りに華を添えるように建つ、真っ赤な扉が目印だ。

「当ホテルは、“働く女性”に向けた進化型カプセルホテル。どこへでもアクセスの良い南青山という場所を選びました。都内で働く方はもちろん、出張で東京にいらっしゃる方にぜひご利用いただきたいです。もちろん旅行者の方も大歓迎です」(支配人・長尾理沙さん 以下同)

客室は、スタンダードなカプセルタイプ(¥6900 税抜)、デスクとチェアを完備した半カプセルタイプ(¥7900 税抜)、デスクとチェアを完備した完全個室タイプ(¥8900 税抜)の3つ(いずれも金・土・祝前日は+¥1000)。

今回宿泊した完全個室タイプ「デラックス キャビン ルーム」のフロアは5階。エレベーターのドアが開くと、アニマルをモチーフにした楽しげな壁紙と趣のあるチェアが出迎えてくれる。

「壁紙とチェアはフロアごとに異なります。エレベーターホールに設置したチェアは、ヒールを履いた女性が座ったとき、脚に負担がかかりづらいよう低めのものをご用意しております」

エントランスのドアは0時〜6時まで施錠され、カードキーがないと入館できないようになっている。また、部屋のあるフロアへは各階ごとにアクセス制限付きのカードキーを採用し、セキュリティ面を強化。

カードキーをセンサーにかざし、エレベーターホールから客室のあるフロアへ移動すると、見るからに高級そうな絨毯が敷かれた廊下の先に20個の客室が並ぶ。扉のかわりに吊るされたカーテンは、ずっしりとした重厚感があるためか、部屋の前を人が通っても気にならないうえ、落ち着かない感じもない。内側にはカーテンフックがついており、外から安易に開かれる心配もないので、心置きなく眠りにつくことができそうだ。

部屋には、ゆったりと寛ぐには十分なサイズのシングルベッドと、クラシックなパンプキンチェアが置かれたドレッサーが。程よい硬さが心地いいマットレスは、「何度も試作を繰り返し、自社で開発された自信作」なんだそう。部屋ごとに異なるというキュートな壁紙が演出するロマンティックな空間に、「ココはパリ?」状態。

バスタオル、フェイスタオル、歯ブラシ、スリッパ……部屋に用意されているアメニティの中でも、特に心を惹かれたのがパジャマ! 清潔感のある白に、赤く縁取られたトリミングがおしゃれすぎ。

「カプセルホテルはもちろん、ビジネスホテルのパジャマは男性的なデザインのものがほとんど。なので、女性らしいデザインにこだわって作りました。また、乾燥しがちな冬も、湿気が気になる夏も、季節問わず肌なじみの良いワッフル素材を採用しております」

早速、素敵パジャマに着替えて、さてさて、次は女性にとってホテルの良し悪しを決める超重要ポイント「シャワールーム」へ! エレベーターで地下1階へ降り、セキュリティーカードで自動ドアを開けると、目に飛び込んでくるのは、優しげなスモーキーピンクが放つガーリーな世界観。床には、足裏をさらさらに保つ吸水性の良い素材を使っているため、超快適。『床が濡れていて、爪先立ちで歩く』なんてことがないのも、かなりポイントが高い。

「腕を曲げ伸ばししても壁に当たらないよう、ゆったりめに設計しております」というシャワールームには、水圧への物足りなさを一切感じさせないパワフルなシャワーとは別に、特大サイズのレインシャワーを完備。まるで湯船に浸かったあとのようなポカポカがしばらく持続。冬なのに体の芯からあったまる感じ! ちなみに、シャンプー&トリートメント、ボディソープ、洗顔はすべてPOLAのもの。

パウダールームには、POLAのほかに「Herbudure(エルブデュレ)」など、オーガニックのスキンケアコスメが並ぶ。さらに、パナソニック「スチーマー ナノケア」やリファ「リファグレイス ヘッドスパ」を自由に使えるほか、ナノケア ドライヤーやヘアアイロン(カール&ストレート)も用意されている充実っぷり! 上質さにこだわったラインナップのおかげで、ホテルステイした翌日にありがちな、髪がギシギシしたり、肌のコンディションが最悪……なんて不快感もなさそうだ。

シャワールームの隣には、宿泊者が利用できるラウンジを完備。リファ美顔ローラーやパナソニックのレッグリフレで疲れを癒したり、外で買ったご飯を持ち込んで食事をしたり、パソコンで仕事をしたり、眠るまで女子会をしたり……と、自由に寛ぐことができる。シャワールームともに、24時間解放しているので、レイトチェックインでも安心。

贅沢なシャワータイムを終えたあとは、お部屋でリラックス(自宅ばりの寛ぎよう!)。隣に宿泊客がいたが、物音が気になることもなく、「なんだかソワソワして眠れない!」なんてこともなく、すっと深い眠りについたのだった。

翌朝の楽しみといったら、やっぱりモーニング! ってことで、1階のカフェテリアで朝食(+700円)をオーダー。料理の内容は、日替わりパン2種、グリーンサラダ、ソーセージ、ラタトゥイユのワンプレートにくわえ、コンソメスープ、ヨーグルト、ドリンクがセットになったボリューム満点のメニュー。スープには体に優しいキヌアが入っているなど、こだわりを感じさせる料理に感動。ぐっすり眠れたおかげで疲れは取れ、美味しい朝食に癒され、身も心もすっかり満たされたライターO。普段よりも清々しい気持ちで、1日をスタートできたのは言うまでもない。

結論。高い割りに味気ないビジネスホテルに泊まるなら、断然こっち! 想像以上の快適さに、チェックアウト時には、延泊したい欲がフツフツと。「都内に住んでいる方で、チェックアウトしたその日の夜にまた宿泊にいらっしゃったお客様もいます」というのも超納得! 実際に泊まってみなきゃ分からない細やかすぎる“気遣い”は、「こんなの求めてた!」の連続だった。都内にいながら、プチ旅行気分が味わえる1泊2日のステイ。なんてことない日にこそ訪れてみてはどうだろう。何気ない1日が、ちょっぴり新鮮に映るかもしれない。

アルビダホテル青山の詳細はコチラ

まだまだあります! 進化型カプセルホテル

「The Millennials(ザ・ミレニアルズ)」
2018年3月15日 The Millennials Shibuyaオープン

「暮らすように泊まり、遊ぶように働き、働きながら旅をする」を、コンセプトに掲げるミレニアル世代に向けた進化型カプセルホテル(1泊¥6000〜 *客室料金は日毎に変動します)。宿泊者以外も利用できるコワーキングスペースが融合した新スポットとして2017年京都・河原町に誕生。2018年には、渋谷・神南に2号店がオープン。セミダブルサイズのリクライニングベッド、大型キャビネット、80inchスクリーンなどが搭載した自社開発の多機能型宿泊ユニット「スマートポッド」は、一度体験してみたい。

「THE Millennials」の詳細はコチラ

「FIRST CABIN(ファーストキャビン)」
2019年3月15日 ファーストキャビン 東京ドームシティ オープン、3月28日 ファーストキャビンST.京都梅小路 オープン

全国に23店舗展開する「ファーストキャビン」は、その名の通り飛行機のファーストクラスをイメージしたキャビンスタイルホテルだ。(ファーストクラスキャビンは1泊4000円~ ビジネスクラスキャビンは1泊3000円~ *客室料金は施設や季節、曜日によって変動します)気軽に利用できる低料金ながらも、共用部やアメニティを充実させるなど、5つ星ホテルを意識したラグジュアリーな空間は圧巻! 4.4㎡あるという部屋「ファーストクラスキャビン」は、まるでホテル並みの広さ。贅沢気分を味わいたい人にオススメだ。

FIRST CABIN(ファーストキャビン)の詳細はコチラ

  • 取材・撮影(アルビダホテル)・文大森奈奈

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