4畳未満の部屋で一人…「吉原ソープ嬢刺殺事件」警備会社勤務”32歳交通誘導員”の暗すぎる日常生活 | FRIDAYデジタル

4畳未満の部屋で一人…「吉原ソープ嬢刺殺事件」警備会社勤務”32歳交通誘導員”の暗すぎる日常生活

今井 裕容疑者 犯人は4畳に満たない家賃3万円の部屋で暮らし、お気に入りの女性から"出禁"にされていた

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逮捕された今井裕容疑者。警備会社の寮の同居人は、「痩せっぽちの暗い男」と今井容疑者の印象を語った
逮捕された今井裕容疑者。警備会社の寮の同居人は、「痩せっぽちの暗い男」と今井容疑者の印象を語った

薄汚れたカーペットの上に置かれた簡易ベッドにテレビ、乱雑に袋に詰められた仕事道具。4畳にも満たない殺風景すぎるこの部屋で、男は「叶わぬ恋の相手」に一方的な恨みを募らせていった――。

5月13日、東京・吉原の高級ソープ店で働く38歳の女性従業員を殺害したとして、都内の警備会社契約社員・今井裕容疑者(32)が逮捕された。

「5月5日午前11時20分頃、客として訪れた今井容疑者はサバイバルナイフで女性の首や脇腹などを刺した後、自身の腹を刺し、病院へと搬送されました。店は110分6万7500円の高級店で、被害女性は店の指名ナンバーワンだった。今井容疑者は昨年3月頃から彼女を複数回指名していたが、今年1月からは指名を拒否され、事件当日は偽名を使って来店していました」(全国紙社会部記者)

今井容疑者は動機について、「自分は先の見えない人生を送らなければいけないにもかかわらず、彼女はきらびやかな人生を送っているのに殺意が芽生えた」と供述している。その言葉通り、犯行直前まで暮らしていた足立区の社員寮での生活は、あまりに暗いものだった。

寮の同居人が明かす。

「今井が警備会社の寮に来たのは今年の4月頃。寮は、一軒家の各部屋を社員に割り当てる形でした。職場ではろくに挨拶すらせず、寮でも他人の足音が聞こえるとすぐに自室に引っ込んでしまうので、誰かと会話をしているところはほとんど見たことがありません。仕事仲間からは『暗い人間』だと言われていました。

彼は交通誘導員の仕事をしていましたが、仕事中はいつもヘルメットにマスク姿で誰も顔をちゃんと見たことがない。一度、『前にもこういう仕事したことあるの?』と聞いたら、小声で『ありますよ』と怒ったように返事をしてきた。寮の家賃は3万円で、共益費は1万3000円。ただ、最初の3ヵ月は家賃無料なので今井が払っていたのは共益費だけです」

交通誘導員をしながら必死にカネを貯め、今井容疑者は高級ソープに通っていたのだろう。やがてナンバーワンの女性への思いを募らせたが、指名を拒否され逆恨み……。その犯行理由はあまりにも短絡的で身勝手なものだった。

今井容疑者が事件を起こした東京・吉原の高級ソープ。人気店だったが、現在は休業している
今井容疑者が事件を起こした東京・吉原の高級ソープ。人気店だったが、現在は休業している

『FRIDAY』2023年6月2日号より

  • PHOTO蓮尾真司(今井容疑者) 等々力純生

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